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ミンギュが帰ってこなくなってから数日が経って、今日は木曜日。
いまだにミンギュの所在は知らない。
誰の家に泊まってるのか、はたまたホテル生活なのか、それすらも知らない。
会社で会うことはあっても部署が違うし、話しかけるタイミングなんてない。
というか、ミンギュは私を避けているんだと思う。
お昼休み、食堂でランチしていると、私が座った隣に後輩のブ・スングァンが座ってきた。
A「おースングァナ、隣くるなんて珍しいね？」
SG「Aヌナ、そろそろミンギュヒョンと仲直りしてくれませんか？」
A「え？どうして？」
SG「ミンギュヒョン、ここ数日すごく機嫌が悪いみたいなんです、僕怖くて…」
A「仲直りって言っても、むしろ避けられてるのは私の方だし」
SG「何があったんですか？そもそもミンギュヒョン、家にも帰ってませんよね？」
A「え、なんでわかるの？」
SG「だってヒョンから毎日違う香水の匂いがするから…」
ヌナの家に帰ってる時は香水の匂いなんてしなかったのに、と言うスングァナ。
ああ、そう。
あいつは家にも帰らず、いろんな女の家を転々としてるんだ。
ふーん、あんなことして私のこと散々かき回しておいて、いいご身分だねキムミンギュ…
A「スングァナには悪いけど、私関係ないから」
SG「えぇ！困りますよヌナ〜」
A「あんな奴もう知らない！」
私はさっさとランチを済ませ、オフィスに戻った。
午後の仕事が始まってからも私の中のモヤモヤは治らない。
同居人にキスしてそのまま家出して、その上日替わりで女の家を転々としてるなんて、本当にクズすぎる。
あーイライラする！
全部全部、ミンギュのせいだ！
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作者名：ｻｸｻｸﾊﾟﾝﾀﾞ | 作成日時：2024年3月6日 18時
