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チャニがコーヒーを持ってきてくれて、早速本題に入る。
ちなみに、2人とも私がミンギュを好きだということはすでに知っている。
私は今朝の出来事を話した。
ミンギュが異常に優しくて、甘くて、様子がおかしいことや、昨日なにがあったのかミンギュが話してくれなかったこと。
本人は何もないって言ったけど、あの反応はあからさまに何かを誤魔化していた。
長年一緒にいるんだからそれくらいわかる。
ミンギュがあんなに甘いのはなぜか、ミンギュは何を隠しているのか、わかる範囲で教えてほしい、と私はウォヌ先輩に伝えた。
WN「うーん、一応心当たりはある」
A「え、ほんとですか」
WN「一応な。でも、それを俺の口から言っていいのかどうか…」
DN「確かに、ミンギュヒョン本人がアクションを起こすべきですよね」
WN「そうなんだよ、これは俺たちが言うべきことじゃないから」
A「アクションって？」
DN「今聞いた話を僕なりに解釈してみたら、ミンギュヒョンは絶賛アピール中なんだと思うよ」
A「アピール？何を？」
DN「だから、それを言えないんだよ〜笑」
A「えぇ〜、わからないよ…」
2人が何かを遠回しに伝えようとしていることはわかるけど、その何かが私にはさっぱりわからない。
不意に時計を見たチャニは「あっ！ごめん、僕買い出しに行かなきゃなんだった！」と立ち上がる。
DN「ごめんね、せっかく来てくれたのに」
A「ううん、こっちこそ急にお邪魔してごめんね」
DN「そんなことない、来てくれて嬉しかったよヌナ。こっちの都合だし、今日のお代は大丈夫だよ！」
A「ええ、でも、」
DN「いいから！また来てね！」
チャニにお礼を言って、私たちはお店を出た。
モヤモヤが残ったままの私は、ウォヌ先輩にさらに話を振った。
A「ウォヌ先輩、昨日私が寝たのは知ってますか？」
WN「うん、もちろん」
A「私ってミンギュの肩で寝てたんですよね？さっきの話、それが関係してるとか？」
WN「え、お前覚えてないの？」
A「？」
WN「あの時肩貸してたの俺なんだけど？」
A「えっ」
思ってもみない言葉が返ってきて、思わず間抜けな声を出してしまった。
私がミンギュだと思っていた相手は、ミンギュじゃなくてウォヌ先輩だったの…？
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作者名：ｻｸｻｸﾊﾟﾝﾀﾞ | 作成日時：2024年3月6日 18時
