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ミンギュが変なことをしたせいで完全に目が覚めてしまった。
人にこんなことしておいて呑気に出かけやがって…
ていうか、なんで今日のミンギュはあんなに甘いの?
ミンギュが私を好きになった、なんてバカなことあるわけないし。
というか、たとえ好きな人であってもクズはお断りだし。
もしかして、昨日私の記憶がない間に、何か大きなことをやらかしたとか…?
うわあ、どう考えてもそっちの方が可能性高いよね…
そんなことを考え始めると居ても立っても居られなくなって、私はウォヌ先輩にすぐに電話してアポを取った。
A『ウォヌ先輩、今何してますか!?』
WN『今?特に何もしてないけど?』
A『会社近くのカフェにきてください!聞きたいことがあります!!』
WN『わかった』
ミンギュに言われた通り玄関の鍵を閉めて、足早に会社近くのカフェに向かう。
会社の人と話すには会社に近すぎるけど、今日は休みだから大丈夫、だと思う…
物好きな社員がいないことを願って、私はカフェの扉を開けた。
DN「お、Aヌナ〜!いらっしゃい!」
A「こんにちはチャニ〜」
DN「今日お休みでしょ?どうしたの、休日出勤?」
A「ううん、ウォヌ先輩と待ち合わせてるの」
DN「うわあ、お休みなのにうちの店を選んでくれて嬉しいよ。好きな席座ってね」
A「ありがとう」
このお店のオーナーのイ・チャンは、私より2歳年下。
年下とは思えないほどしっかりしていて、このお店にコーヒーを飲みにきた時はいつも相談に乗ってくれたり、話し相手になってくれたり。
私は外からは少し見えにくそうな席を選び、ウォヌ先輩を待つ。
5分もしないうちに先輩は現れた。
DN「いらっしゃい、ウォヌヒョン」
WN「やあチャナ、A」
A「休日に呼び出してすみません、ウォヌ先輩」
WN「いいよ、だいたい察しが付くし。ミンギュのことだろ?」
A「……さすがです」
DN「ミンギュヒョン?これって僕も聞いていい話?」
A「うん、チャニも聞いてくれると助かる」
DN「わかった。とりあえずコーヒー淹れてくるね」
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作者名:サクサクパンダ | 作成日時:2024年3月6日 18時