クズは一途でもお断り［MINGYU］ (ページ2)

今日:108 hit、昨日:328 hit、合計:204,321 hit

2 ページ2

.

MG「いただきまーす……ん、うま」

ミンギュは宣告通り帰ってきて、私の目の前で私が作ったご飯を食べている。
どうして私たちが一緒に生活しているのか。
原因は、心配性すぎる私のアッパ(お父さん)とオンマ(お母さん)にある。
私が家から通うのには困難な場所にある会社に就職することになって、2人に一人暮らしを提案した時のこと。
隣の家に住んでいる幼馴染のミンギュも就職先が同じで、会社の近くで一人暮らしを始めると知って、「ミンギュと一緒なら安心」とかなんとか言い始めた。
流石にミンギュも断ると思ったら、なぜか即答でOKが出て、そのまま一緒に住むことになったのだ。

なんでミンギュがOKしたのか、私はいまだにわからない。
アッパとオンマからの頼みを断れなかったとかそういう理由なのかな。
だとしたら申し訳ないな…

MG「今日静かだね、何かあった？」
A「あ、ううん、ちょっと考え事してただけだよ」
MG「そう？ならいいんだけど」
A「うん。…ねえ、首どうしたの？」
MG「首？」
A「そこ、赤くなってるけど」
MG「え、まさか…A鏡貸して」

言われた通りに鏡を渡すと、私が指差したあたりを鏡で見るミンギュ。
赤くなった首を見て、あ〜！と叫ぶ。

MG「やられた」
A「何が？」
MG「キスマ付けられた」
A「キっ！？」
MG「最悪だ〜！」

最悪な気分なのはこっちだ。
よりによって好きな人の首にあるキスマを見つけてしまうなんて。
言うんじゃなかった…