クズは一途でもお断り［MINGYU］ (ページ1)

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私には、一緒に生活している幼馴染がいる。
名前はキム・ミンギュ。
顔が良くて性格も良くて面倒見が良くて。
たくさんの人に自慢してやりたいくらい、いい幼馴染。
だったはずなのに。

時が過ぎて、彼はただのクズになってしまった。

モテるようになってからというか、自分がモテると知った時から、性格が良い故にその好意を断り切れず、多くの女と関係を持つようなクズになってしまったのだ。

そして何より大きな問題は、私が昔からミンギュのことを好きだということ。

そりゃあんなハイスペックな幼馴染がいたら、好きになっても仕方ないと思う。
私はミンギュがクズになった時点でこの恋を諦めるべきだった。
でも、できなかった。
ミンギュの悪いところよりも、良いところをたくさん知っているから。

これが私の、人生最大の失態である。

そしてまた当の本人は一切悪ぶる様子もなく私を呼ぶ。
…両脇に美女を連れて。

MG「A、今日ご飯家で食べるからよろしく〜」
A「……はぁ」