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わたしはまず、練習室へとやってきた。
幸いな事に練習室のある建物の中には、シャワー室が設置されていたのでそこでシャワーを済ませる。
歌の練習のためにある、個室になっている防音室に入り、部屋の隅に座り込んで持ってきた小さなブランケットを足にかけた。
眠れそうにはないけど、宿舎にいるよりはマシだった。
これからどうしよう。
どのようにして、誤解を解けばいいのだろう。
黙っていなくなるのもいいかな、と思ったけど、スンチョルさんが休養に入って、彼の穴を埋めるために忙しくしているのに、わたしも抜けたら迷惑がかかるかな。
否……このまま居続けるほうが迷惑なんだと思う。
スンチョルさんには、黙って出て行こう。
とても悪い事をしている。罪悪感に苛まれた。
スンチョルさんは、いつも優しくしてくれて気にかけてくれているのに、その恩を仇で返すような形になってしまって本当に申し訳ないと思っている。
だけど……辛いんだ。苦しいんだ。逃げ出したいんだよ。
みんなは、わたしに優しくしてくれていたけど、あんな事を言うって事はきっと誰かがわたしの事を誤解するような事をみんなに言ったんだ。
それを信じるほど、その人の事を信頼していたんだろう。
「ユジ……」
スマホの待ち受けには、わたしとユジの2ショット。
ユジは相変わらず、優しい笑みを浮かべている。
「ごめん……ごめんね……」
SEVENTEENはもう、わたしの居場所じゃないんだ。
ユジと一緒にいられる、唯一の場所だったよ。
こんな事になっちゃった。
取り返しのつかない事になっちゃったんだ……。
でも、ユジの事を止められなかったわたしの責任だよね。
ユジが苦しんでいたのに、支えきれなくて、受け止めきれなくて、あんな事になっちゃったんだ。
ユジ……。
「会いたいよ……」
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菜々子(プロフ) - (名前)Jさん» コメントありがとうございます！嬉しいです！頑張ります♪ (2020年2月26日 16時) (
レス) id: 0d283c778c (このIDを非表示/違反報告)
(名前)J(プロフ) - 本当に面白いです！！＾＾これからの更新を楽しみにしています！！ (2020年2月26日 14時) (レス) id: f874e9c477 (このIDを非表示/違反報告)
菜々子(プロフ) - すのさん» コメントありがとうございます！そんな事を言っていただけて嬉しいです♪更新頑張ります！ (2020年2月24日 13時) (レス) id: 0d283c778c (このIDを非表示/違反報告)
すの(プロフ) - 好きすぎて何回も読み返してます...！！話の中に感情移入しやすく読み返したいそんな気持ちになる素晴らしいお話です！！これからも楽しみにしてます！無理をされない程度で頑張って下さい！応援してます！ (2020年2月24日 10時) (レス) id: c28969ffcd (このIDを非表示/違反報告)
菜々子(プロフ) - ありがとうございます(^^) (2020年2月23日 18時) (レス) id: 74e7fa000c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜々子
| 作成日時：2020年2月18日 22時
