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スタッフのスタンバイの合図でみんなステージのほうにぞろぞろ動き出す。ミンギュが隣にきて一緒に歩いてくれる

ミンギュ「指輪見せて」

ジャーンという効果音が付きそうな具合で手を目の前に掲げる

ミンギュ「これもらったんだし、大丈夫だよ。昨日の練習でもばっちりだったし。ゴーゴーゴー!」

「ありがとう。がんばるね。ファンのみんなにも好きになってもらえるといいなぁ」

みんぎゅ「うん」口がすこしキュッと締まる笑顔。安心感がある。

そして暗転したステージに静かに上がり、練習した通りの配置につく。暗くてよく見えないが、人がたくさんいる気配にドキドキが最高潮になる。

近くを通るメンバーが肩をたたいてくれたり、ほっぺをつまんできたり、緊張しないで出し切れ、と伝えてくれる。

まだ知り合って間もない彼らに、こんなに元気づけられるものなのか。

(緊張してる時ってなぞに冷静な思考が出てくるよねぇ)

と余計なことを考え始めたころ、収録を始める合図があった。

ほぼ同時にステージが明るくなり、この2か月間ほぼ毎日聞き続けた曲が流れ、会場が膨張しそうなほどの歓声があがる。

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作者名:ちょも | 作成日時:2020年5月6日 17時

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