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ピンポーン

ベッドに横になっているとインターホンが鳴った。モニターを確認するとジョンハンがいた。

ハ二「体調悪いって聞いておかゆ作ってきたけど入っていい?」

あぁ、さすがせぶちのオンマだ。イメージ通りなのがなんだかうれしい。

部屋に入ってきたジョンハンは一人用のお鍋の他にコンビニの袋を下げていた。

ハ二「これはジュンとホシが買ってきてくれたから。熱はないの?食べられる?」

テーブルに鍋をおいてイスを引いてくれる。声は本当にお母さんみたいに優しい。

「本当にありがとうございます。熱はないです。おかゆ、おいしそう」

おなかはすいていた。でも土地勘もないし、探検がてら散歩するほどの元気はなかった。正直、本当にうれしかった。ジョンハンは食べ終わるまで一緒に座っててくれた。

「ヒョンって、呼んでもいいですか?」

ものすごく、ものすごく勇気を出した。でも、ここまで気遣ってくれる人に、自分から歩み寄りたかった。もっと仲良くなって、力になりたいと思った。それは彼だけじゃなく、ほかのメンバーも、もちろん。

ハ二「もちろんいいけど、ヒョンなの?」

たぶん、私が女だから聞いてくれてる。

「ヒョンがいいです。わたしも同志の仲間になりたい。」

ジョンハンは少し恥ずかしそうに、優しく笑った。そんな顔されたら私の方が恥ずかしいじゃないか。

「ジョンハ二ヒョン、よろしくお願いします」

ハ二「がんばろうね」

ハ二「このおかゆね、ミョンホがアレンジしてくれたんだよ。ヒョン1人に任せるのは不安だって。ひどいよね。」

「あははは料理下手って何かで見ましたよ。ディエイトは料理上手いんですね」

ハ二「あぁ!そういうこというのー?あーちんちゃ」


1歩、いや、半歩くらいは前に進めたかな。

ジョンハンが鍋をもって部屋に帰ってから、ホシ、バーノン、ジュン、ディエイトにお礼のメッセージを入れた。

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作者名:ちょも | 作成日時:2020年5月6日 17時

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