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スンチョルSide
「Aがいないんだけど!」
そう叫んだのはスニョンだった。
俺は急いでパソコンでAの位置情報を確認したが、何者かにGPSが壊されているようでいくら探しても見つからない。
ふと、モニターから顔を上げると、ラボからジスが出てくるのを見た。
スングァンがその後にそこに入るや否や、叫び声が聞こえた。
慌ててジュンフィが入っていくと、すぐさまジスを追いかける形で出てくる。
俺はジスがなにかを知っているんじゃないか、と思い慌てているみんなの目を盗んで部屋を抜け出す。
心当たりがあった。
向かうのは、ミンヒョンが使っていた部屋だ。
俺は本棚からいくつか本を抜き取ると、その中の分厚く黒い一冊の本を手にした。
ページを何枚か捲れば、金色の鍵が挟まれている。
その鍵には、“2-803”と彫られていた。
「やっぱり」
俺はあの時、これをミンヒョンが手にしていたのが見間違いではなかった事を確信した。
ミンヒョン。
俺が気づいていないとでも思ったのか。
2年前のあの時から、お前は俺たちを裏切っていた事に。
あの任務があって、お前が死んだと思った時は憔悴しきって気づかなかった。
でも、どうしても納得がいかなくて2年間もお前の周囲を調べていたんだ。
だけど、予想外な事が起きた。
確信を持つ前に、ここに眠っている遺体が偽物だとAに気づかれてしまった事だ。
「どうして裏切った……」
お前と一緒にいた時間は、全て自分の計画のための一部に過ぎなかったのか。
悔しさから、本を床に投げつけた。
助けに行かないと。
この鍵が使える場所に、Aはきっといる。
場所の目星はついていた。
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ははは - 武力ww主人公のキャラ好きすぎる (2020年10月22日 5時) (レス) id: 33eccdc675 (このIDを非表示/違反報告)
ははは - 質問なのですが美容整形されたミンヒョンの偽物はなぜ後からピアスを空けられたのでしょう?それに意味はありますか? (2020年10月22日 5時) (レス) id: 33eccdc675 (このIDを非表示/違反報告)
海老名(プロフ) - お疲れ様です!本当に面白くて楽しい作品でした!ありがとうございます(^^) (2019年10月30日 17時) (レス) id: 0c31ff7cb3 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - はじめまして、昨日見つけてから一気に最後まで読んでしまいました!このような戦闘系?のお話個人的に大好きで笑、俺を撃って行け、も含めすごく面白かったし引き込まれました。完結お疲れ様です!! (2019年9月23日 16時) (レス) id: 1c5d07486a (このIDを非表示/違反報告)
菜々子(プロフ) - ぶーちゃんペンさん» コメントありがとうございます!返信遅くなってすみません…ありがとうございます!そう言っていただけて、光栄です! (2019年9月21日 0時) (レス) id: 0d283c778c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:菜々子 | 作成日時:2019年9月8日 3時