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#156 ページ6

ジョンハンSide





ミンヒョンが生きている。

それを知ったのは喜ばしい事なのに、俺たちを裏切っていた事に動揺を隠せない。



「ミンヒョナはなんのために、自分を死んだ事にしたんだ?」

「それは僕にも分からない。ただ。僕を脅す時は、「僕の計画に協力してほしい」としか言わなかった」



ミンヒョンはなにを企んでいる?

俺は眉間にシワを寄せ、下唇を噛んだ。



「じゃ。行くから」



ジスは「じゃあね」と笑顔で俺に手を振ると、ラボを出て行こうとした。

俺はそれを制する。



「俺も行く」

「僕を止められるの?」



どういう事だ、と思った瞬間、脚に激しい痺れを感じて、立っていられなくなった。

ジスは俺に、俺たちが任務で使う銃を放ったらしい。

顔を歪めながらジスを見ると、「お願いだから」と彼は呟く。



「僕の邪魔をしないで」

「ジス……!」



ジスは俺を置いてラボから出て行ってしまった。

引き留められなかった。

悔しい。

悔しくて、その場で叫んだ。



「ヒョンッ!?」



その声に反応して来たのが、スングァンだった。

俺の様子を見て、ただ事ではないと思ったらしく、みんなに声を掛けるとジュンフィもやってくる。



「ヒョン!」

「ジスを追え! 急げ!!」



ジュンフィは困惑していたようだけど、すぐにジスの後を追いかけた。

ジスひとりに任せる訳にはいかない。

それに、ジスは十分俺たちのために役に立っていて、大切な仲間だ。

失いたくない。



「急いで……」



あの拳銃、思ったよりも強力だったらしく、耐えられずに気を失ってしまった。

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ははは - 武力ww主人公のキャラ好きすぎる (2020年10月22日 5時) (レス) id: 33eccdc675 (このIDを非表示/違反報告)
ははは - 質問なのですが美容整形されたミンヒョンの偽物はなぜ後からピアスを空けられたのでしょう?それに意味はありますか? (2020年10月22日 5時) (レス) id: 33eccdc675 (このIDを非表示/違反報告)
海老名(プロフ) - お疲れ様です!本当に面白くて楽しい作品でした!ありがとうございます(^^) (2019年10月30日 17時) (レス) id: 0c31ff7cb3 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - はじめまして、昨日見つけてから一気に最後まで読んでしまいました!このような戦闘系?のお話個人的に大好きで笑、俺を撃って行け、も含めすごく面白かったし引き込まれました。完結お疲れ様です!! (2019年9月23日 16時) (レス) id: 1c5d07486a (このIDを非表示/違反報告)
菜々子(プロフ) - ぶーちゃんペンさん» コメントありがとうございます!返信遅くなってすみません…ありがとうございます!そう言っていただけて、光栄です! (2019年9月21日 0時) (レス) id: 0d283c778c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:菜々子 | 作成日時:2019年9月8日 3時

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