#106 ページ6
指定された場所へ、ジュンフィさんと共にやってきた。
ソウル市内にあるというとある高級住宅街の、その中でもひときわ目立つ高層マンション。
大きなベランダに大きな窓が特徴的だった。
その最上階に、依頼主一家は住んでいるのだという。
聞いたところによると、最上階はその一家が全て買い取り、一般人が入れないようになっているらしい。
マンションのロビーに入ろうと自動ドアの前に立とうとした時。
「すいません」
自動ドアの隣に小窓があり、その窓を開けてこちらに顔を出す警備員。
「どなた様をお訪ねでしょうか？」
「最上階にお住いのカン・ミヨンさんを」
ジュンフィさんが愛想のいい笑顔を浮かべながらそう言う。
「かしこまりました。では、こちらにお名前をお願いできますでしょうか」
警備員は資料を差しだす。
このマンションは不審者の対策として写真付きの身分証明書と共にここの住民についての情報を第三者にもらさないといった内容の契約書を、訪問者に書かせるらしい。
わたしたちは素早くそれにサインをすると「しばらくお待ちくださいませ」と警備員は、どこかに電話をかけ始める。
おそらく、ミヨンさんに確認を取っているのだろう。
しばらく待つと、警備員が受話器を置き「どうぞお通りください」と自動ドアを開けてくれた。
ロビーに入ると、エレベーターのボタンを最上階の30階のボタンを押す。
「わたし、初めてこんな所に来ましたよ」
これから悪い事をする訳でもなく、むしろ依頼を受けて仕事をしに行くのに、慣れていない場所のせいかすごく緊張していた。
「僕もだよ」とジュンフィさん。
「久しぶりに楽な依頼でよかった。子守をするだけであんな報酬の量だもんね」
やけに上機嫌なジュンフィさん。
きっと、彼は報酬の金額を知っている。
わたしも正直、危険の少ない仕事だから安心しているところはあるけどね。
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ははは - モフるってウォヌが言ってるの想像したらやばい...可愛すぎて死にそう。あの犬を撫でる動画思い出した (2020年10月22日 5時) (
レス) id: 33eccdc675 (このIDを非表示/違反報告)
ははは - ごめんなさい。。ラボがラブホに見えた.../// (2020年10月22日 5時) (レス) id: 33eccdc675 (このIDを非表示/違反報告)
ははは - ジュンピ格闘www本当にストーリーうますぎる。。 (2020年10月22日 4時) (レス) id: 33eccdc675 (このIDを非表示/違反報告)
菜々子(プロフ) - yuinaさん» コメントありがとうございます！頑張ります(^^) (2019年8月28日 4時) (レス) id: 45070bf52f (このIDを非表示/違反報告)
yuina - 展開がすごく気になります！更新頑張ってください！ (2019年8月27日 14時) (レス) id: f033a0525e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜々子
| 作成日時：2019年8月23日 12時
