#149 ページ49
ジョンハンSide
俺はジスのラボに入ると、鍵を閉めた。
その様子を見たジスは、「どうしたの」と笑顔のままミンヒョンの体を拭く。
「ソイツ。ミンヒョナじゃないだろ」
ジスは嘘をつくのが上手い。
長年付き合いのある俺でさえ、それを見破るのは難しいほどに。
今回は根拠はないけど、ジスがなにかを隠しているような気がした。
だからこうして、2人だけで話す場を設けたのだ。
「ハニ。君は珍しく話を聞いていなかったみたいだね。もう一回言うけど、ミンヒョナに間違いないよ」
「違う」
俺はデスクに置かれていた、遺体とミンヒョンのDNAの検査結果が記載されている資料を突き出した。
そこには、遺体とミンヒョンのDNAは一致していない事が載っている。
つまり、ジスは俺たちに嘘をついた証明になった。
「どうして嘘をついた？」
「……ハニ」
ジスは遺体に布をかけると、笑顔でこちらを向いた。
「僕の最強兵器を見てみない？」
「……は」
ジスはデスク下にもぐったかと思うと、重そうな鉄製の金庫を持ち出した。
そして、暗証番号を素早く打ち込んで蓋を開けると俺たちが使っているような小型の拳銃が現れる。
彼はそれを手にして、あろう事か遺体の右腕に打ち込んだ。
すると、一瞬のうちに右腕全体が壊死したかのように皮膚が変色した。
「僕の最強兵器。体のどこに打っても一瞬で死ぬんだ」
どんな時でもターゲットを生きて捕まえるのが、俺たちの仕事だ。
どうしてそんな物があるのか、とジスを見る。
ジスは微笑んでいた。
「どんなに良質な解毒剤でもこの毒には敵わない。撃たれたら120％助からない代物だよ」
「そんなもの、どうしてあるんだ？」
「ヤツが、僕を怒らせたからだよ」
ジスは腰にそれを携えた。
「ヤツって」と俺は眉をひそめる。
「Xだよ」
俺は目を大きくさせる。
どうして、ソイツの名前が出てくるのか、理解できなかった。
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ははは - モフるってウォヌが言ってるの想像したらやばい...可愛すぎて死にそう。あの犬を撫でる動画思い出した (2020年10月22日 5時) (
レス) id: 33eccdc675 (このIDを非表示/違反報告)
ははは - ごめんなさい。。ラボがラブホに見えた.../// (2020年10月22日 5時) (レス) id: 33eccdc675 (このIDを非表示/違反報告)
ははは - ジュンピ格闘www本当にストーリーうますぎる。。 (2020年10月22日 4時) (レス) id: 33eccdc675 (このIDを非表示/違反報告)
菜々子(プロフ) - yuinaさん» コメントありがとうございます！頑張ります(^^) (2019年8月28日 4時) (レス) id: 45070bf52f (このIDを非表示/違反報告)
yuina - 展開がすごく気になります！更新頑張ってください！ (2019年8月27日 14時) (レス) id: f033a0525e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜々子
| 作成日時：2019年8月23日 12時
