#135 ページ35
どうやら、防犯カメラの映像はすり替えられていたらしく、わたしたちがいる場所とは違う場所がスニョンさんのモニターには映っているらしい。
つまり、この状況を打破するには自分たちでどうにかしなければいけないという事だ。
パソコンのモニターには“10:30”と赤文字で浮かんでいる。
それの横から線が箱に繋がっている。
この中身に爆弾が入っているようだ。
この数字が0になれば、わたしたちの命は終わるらしい。
ウォヌさんとチャンくんもパソコンの前に来る。
「これは最初からかけられていた罠だった。僕たちが潜入しようがしまいが置かれているもので、潜入者がいるならここに入り込むように掛けられていたんだっ」
チャンくんがそう言うと、「その通りだ」とウォヌさん。
「その罠にまんまとハマったのが俺たち。スニョンはそれに気づけなかった」
「これ、破壊したら止まりますかね？」
パソコンで爆弾が操られているのなら、元であるそれを破壊すればどうにかなると考えた。
「無理だよ」とウォヌさんに否定される。
「それは安直だよ、ワンちゃん。もし破壊すれば爆弾はすぐに爆発するかもしれない。パソコンがあるという事は、これでどうにかして解除しろって事だから」
ウォヌさんはキーボードを操作すると、画面が切り替わり、数字や英文字が合わさったものが羅列された。
それを見たウォヌさんは「マジか」と呟く。
「ジフナだとすぐなんだけどな……」
「難しそうですか？」
「うん。かなり」
ウォヌさんは眉間にシワを寄せながらキーボードを叩いている。
その間、やる事のないわたしたちはどこか逃げる場所はないか、と部屋中を歩き回った。
「できるよっ！」とその時スニョンさんの声が。
「止める方法見つけたから、ちょっと待ってて！」
少し不安になりつつも、わたしたちはスニョンさんが解除してくれるのを待った。
これで成功したらいいんだけど……。
しかし、その時耳をつんさぐような高い音がパソコンから聞こえた。
なんなの！？ と急いでモニターを見ると先ほどまで10分だと表記されていた画面が3分に縮まっている。
パニックになるわたしたち。
「おい！！ どうなってるの！！」
チャンくんの怒鳴り声、そしれウォヌさんは黙ってキーボードを叩いて一生懸命に解決しようとしている。
無線からは、「ごめん、なんでっ」とパニックになっているスニョンさんの声が聞こえた。
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ははは - モフるってウォヌが言ってるの想像したらやばい...可愛すぎて死にそう。あの犬を撫でる動画思い出した (2020年10月22日 5時) (
レス) id: 33eccdc675 (このIDを非表示/違反報告)
ははは - ごめんなさい。。ラボがラブホに見えた.../// (2020年10月22日 5時) (レス) id: 33eccdc675 (このIDを非表示/違反報告)
ははは - ジュンピ格闘www本当にストーリーうますぎる。。 (2020年10月22日 4時) (レス) id: 33eccdc675 (このIDを非表示/違反報告)
菜々子(プロフ) - yuinaさん» コメントありがとうございます！頑張ります(^^) (2019年8月28日 4時) (レス) id: 45070bf52f (このIDを非表示/違反報告)
yuina - 展開がすごく気になります！更新頑張ってください！ (2019年8月27日 14時) (レス) id: f033a0525e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜々子
| 作成日時：2019年8月23日 12時
