#132 ページ32
「その工場。プサンイチの大きさを誇る所で、工場で働いている人でさえ迷子になってしまう程複雑な道をしているらしい。だから、どこにソイツらがいるのか探すのが難しいかもしれない」
ソクミンさんが工場の地図を見せてくれたが、迷路のようで説明してもらわないと理解できなさそうなほどだ。
「そのためのスニョナだろ？」
ジョンハンさんがそう言う。
「そうそう」と画面外からスニョンさんの声が聞こえる。
工場には死角がないように防犯カメラが設置してある事は調査済みなので、それにハッキングしてもらい、ターゲットを探してもらえばスムーズに御用できる、という事だ。
「ウォヌヒョンがいるから、迷子になる事はないと思うけどね？」
「でしょ」とソクミンさんはウォヌさんを見る。
彼は深く頷いた。
「本当に大丈夫なのか。アイツ」
心配なのかミンギュさんはそう尋ねる。
「さあ」と肩をすくめるソクミンさん。
「パソコンの扱い方は分かってるみたいだけどね？」
「少しでも危ないと思えば、止めて。俺たちの命もかかっているんだからな」
「分かってるよ。スニョニヒョンを信じてみて」
「スマホに地図を送っておくね」とソクミンさんはそう言うと、中継を切った。
その直後、腕に着けていたスマホに地図が送られたという通知。
ここから先は、無線や自分たちで動かなくてはいけない。
頼りにしていたジフンさんが動けないので、その代わりにスニョンさんがいるのだけど……やっぱり不安だった。
「今回は人数が少ないけど、二手に分かれて行動しよう」
ジョンハンさんがそう言う。
「迷子になるんじゃない？ 俺はワンちゃんと一緒に行く。チャニを連れて行こうか」
ウォヌさんが提案すると、「そうだね」とジョンハンさんは頷いた。
そして、わたしを見る。
「ウォヌと一緒にいれば絶対迷子にならないから安心しろよ」
「分かりました。離れないようにします」
「うん」とジョンハンさんはミンギュさんとハンソルさんを連れて、先に出て行った。
「俺たちも行こう。2人とも、俺から離れないでね」
「分かりました」
「分かった」
少し時間をおいて、わたしたちも現場へと向かった。
今回は特殊な状況なので、いつも以上に緊張している。
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ははは - モフるってウォヌが言ってるの想像したらやばい...可愛すぎて死にそう。あの犬を撫でる動画思い出した (2020年10月22日 5時) (
レス) id: 33eccdc675 (このIDを非表示/違反報告)
ははは - ごめんなさい。。ラボがラブホに見えた.../// (2020年10月22日 5時) (レス) id: 33eccdc675 (このIDを非表示/違反報告)
ははは - ジュンピ格闘www本当にストーリーうますぎる。。 (2020年10月22日 4時) (レス) id: 33eccdc675 (このIDを非表示/違反報告)
菜々子(プロフ) - yuinaさん» コメントありがとうございます！頑張ります(^^) (2019年8月28日 4時) (レス) id: 45070bf52f (このIDを非表示/違反報告)
yuina - 展開がすごく気になります！更新頑張ってください！ (2019年8月27日 14時) (レス) id: f033a0525e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜々子
| 作成日時：2019年8月23日 12時
