＊【SC Side】 ページ25
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電話を受けてからすぐにAのもとへと向かった。
まだまだ重症患者はいるだろう。
要請が入った時には十数名だったはずが、今となっては数十名にまで膨れ上がってるという情報が入った。
いくら医者がいても追いつかない状況にまで追い込まれていた。
SC「状況は？」
「イ･ヨジュンさん26歳。意識レベル�機�SPO2,89。肺挫傷と肋骨骨折の疑いがある。病院に到着したらとりあえずCTとエコーを診た方がいいかも。」
「分かった。」
Aに返事すると、ちょうどAに電話がかかってきた。
彼女もこの切迫した現場には神経質になっているように思えた。
普段、こういう現場にいる時は冷静に考えられるはずなのに、今日は違った。
彼女には “責任が重くのしかかっている” からなんだろうと思う。
現場指揮だけではなく、フェローの教育係としての責任を感じているんだろう。
フェローは僕たちみたいにいきなり自分で判断をすることはまだ出来ない。
どうしていいか分からない状態で現場にいるのだ。
まだフェローというのは、半人前だ。
自分で何が最優先なのか考え、適切な処置ができ、上司に任されるように経験を積んでこそ、一人前になるのだ。
僕はもう5年経ったが、まだまだ経験を積まなきゃいけない。
一人前になれるのは簡単じゃない。
誰かと支え合って、一人前になる道を歩くんだ。
________
『……‼』
Aがこちらを向いて様子を伺っている。
何のために俺を呼んだんだ。
「行け。フェローをしっかり支えてやれ。今お前がやるべきことはそれだ。」
「ありがとう。この患者の搬送順位は上げてある。もうすぐ搬送出来るはずだから…」
「了解。」
Aは安心したかのように、いつもの顔に戻り、そしてフェローの元へと向かった。
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Seoyon(プロフ) - あみだけどうぉぬよんのtastyが忘れられない人様 コメントありがとうございます。 貴重なご意見ありがとうございます。看護師の意味で略したんですけど、勉強不足ですね…これは。すみません、ご指摘ありがとうございます^ ^ (2020年12月11日 11時) (
レス) id: 7501db6040 (このIDを非表示/違反報告)
Seoyon(プロフ) - sky様 コメントありがとうございます！このお話を見つけていただきありがとうございます^ ^ そういっていただけて嬉しいです！とても励みになります。ありがとうございます^ ^ (2020年12月11日 11時) (レス) id: 7501db6040 (このIDを非表示/違反報告)
あみだけどうぉぬよんのtastyが忘れられない人(プロフ) - 医療系の話、セブチで始めてで楽しく読ませてもらってます！…一つ気になったのですがNCは看護用語でnon-contributory特記事項なし、みたいな意味でもしナースの意味で表示するんだったらnurseでNSのほうがいいかと思います！ (2020年12月11日 10時) (レス) id: 9d983dd561 (このIDを非表示/違反報告)
sky - 医療系のお話が好きなので，セブチメインでのお話を見つけ，とても嬉しいです！内容も面白く，一気に読んでしまいました！これからも更新頑張ってください！お話楽しみにしてますね！！ (2020年12月11日 0時) (レス) id: 31a51e30b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nathu | 作成日時：2020年11月30日 15時
