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ーウジ 食べ物ー
授業中、教科書に隠れて食べ物を頬張る…いわゆる早弁とやらをしてる生徒発見。
多分あれは常習犯だ。
ひと目見ただけでわかる。先生の目を欺き慣れているのだから。
ウジくんはピンポン玉ぐらいの大きさのおにぎりを大きな口で食べている。
隣のジュンくんに気づかれないようにジッと彼を見つめていると、ふと目が合った。
その顔はリスのように頬が食べ物で膨らんでいてなんとも愛らしい。
ひとつ持っている飴ちゃんをあげたくて仕方が無くなってしまう。
だから私は口パクで
「あ・め・い・る？」
と聞いた。
だが口パクというものは伝わらないもので。
彼はポカンとしていた。
私は授業で使っているノートに書いて彼にみせた。
すると彼はもぐもぐしたまま首を縦に振った。
可愛すぎる。あんなにクールな顔つきなのに可愛いは反則だ。
その後授業中にも関わらずニヤケが止まらなかった。ジュンくんの顔が引き攣ってるなんて知らないよ私。
そして授業後すぐに彼に飴を渡しに行った。
「はい、飴」
WZ「…ありがと」
真っ白な肌には濃すぎるくらいのピンクが、ポっと彼の頬に咲いた。
WZ「ん、お返し」
そんな彼は少し私から目線を逸らして、私におにぎりをくれた。
WZ「飴美味いからあげる。明日もその飴くれるか？」
「うん！もちろん！」
明日も。
その言葉が私の心をじんわりとあたためた。
テーマ《明日も》
ーーーーーーー
変わってシュナside
96lineまでの撮影が終わり、一旦休憩。
兄「甘すぎて糖尿病なる」
というのが今の感想だ。
イケメンがイケメンだからアピールしてると様になるのがちょっとイラってくるよね。
しかし正直言って、やったメンバーがAを大切にしてるのは痛いほどわかった。
でも、それはそのメンバーだけで必ずしもメンバー全員じゃ無いかもしれない。
ここまで疑心暗鬼になるのは変か？共に過ごしてきたセブチに対して。
…他から見たら異常かもしれない。
でも、それは仕方がないのだ。妹を大事にしたい、その気持ちが強いのだから。
その俺の気持ちに負けないくらい大事に思う人が現れてほしい。
ただ、それだけだ。
もう少しで撮影が再開される。
俺は十分に冷めきったコーヒーを、気晴らしに一気に飲み干した。
ーーー
一旦ここで第1幕終了です。
果たしてシュナは認めるのか！？
第2幕は後々出します
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ユナ(プロフ) - yuanさん» 素敵なリクエストありがとうございました！とても書きごたえ？があって楽しかったです！ (2020年4月28日 14時) (
レス) id: 0d98927cf7 (このIDを非表示/違反報告)
yuan - リクエストに応えてくださりありがとうございます！第二幕にまで広げてくださったので、読むごたえがあり、楽しかったです。これからのお話が、とても気になります!!楽しみにしてます。いい案が思いついたら、リクエストしますね！ (2020年4月27日 19時) (レス) id: 91cb2bad38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユナ | 作成日時：2020年4月1日 18時
