仲直りからの…？・SCside ページ44
SC「んーそろそろ？」
ご飯も食べ終わってるのかな？ちょうどいい感じかな？
スマホを持ちながらウロウロしてると同室のディノに不審がられた。
DN「そんなに緊張しなくても」
SC「なんかドキドキするんだもん！」
DN「ヒョンまさかそれって！？」
ディノは今にも目ん玉が落ちそうなほど目を見開いていた。
SC「な、なんだよそれって」
DN「…いや？僕と同じなんだなと思っただけですよ？でもヒョン」
俺の耳元へ顔を寄せてこう言った。
DN「うかうかしてるとほんとに取られますからね」
俺は慌ててAに電話をかけた。
ディノに言われて何故か焦ってしまった自分がいる。
なんでだ？
心臓がうるさい。
「…はい」
たったそのひと言で僕の顔はゆでダコのように真っ赤になっていく。
「どうしたの、スンチョリヒョン」
その声は元気がなく、自分が傷つけてしまったという事実を受け止めざるを得なかった。
だから僕はマシンガンのように謝罪の言葉を放った。
SC「Aごめん！変な態度とって勘違いさせてしまってた。俺はAのこと好きだから！」
しばらくの沈黙。
沈黙の後、すすり泣くような音が聞こえた。
え、俺泣かせた？
SC「えっと、A？」
「…良かった！嫌われたと思った！あんな態度取らないでくださいよ！」
涙をこらえているような声は晴れやかで、でも俺を叱るような強さも感じられた。
…よかった、俺が泣かせたことには変わりないけど誤解は解けた。
「…体調は？」
SC「大丈夫だよ」
「僕がいないからってカップ麺ばっか食べないでくださいね？」
SC「…はい」
いつもどおりの会話。
しあわせだ。
そう思ってしまう。
しばらく話し込んでると俺と話したいと言われ、シュナヒョンに代わった。
兄「A、先にワインの用意しててよ」
「はーい！」
そんな会話が聞こえたあと、シュナヒョンが話を切り出した。
兄「スンチョル、帰国した後に1度セブチ全員で集まってくれ。妹のことは95lineだけの秘密事じゃなさそうだし、全員知ってるんだよな？」
SC「はい」
兄「じゃあそれを伝えてくれないか？その方がAが安心すると思う」
SC「わかりました！」
兄「あー、あと…」
シュナヒョンの温かみのある声が急に冷ややかになった。
兄「Aに変な気起こすなよ？」
そう言い放って電話は終了した。
…ごめんヒョン、もう起こしてる
胸がドキドキする。話すだけで、顔を見るだけで幸せ。
ディノが言うまさかというそれは
多分恋だ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 456人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユナ(プロフ) - yuanさん» おおっ！ありがとうございます！今から書くのが楽しみです...！ (2020年4月1日 18時) (
レス) id: 0d98927cf7 (このIDを非表示/違反報告)
yuan - シュナのお家のお話、メチャメチャ気に入りました！ヨジャだってバレたことですし、シュナに認めてもらえるようにセブチが媚びるのはどうでしょうか？ (2020年3月29日 0時) (レス) id: 91cb2bad38 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - zinyonさん» ほんとですか！？ありがとうございます！喜んでもらえてほんとに嬉しいです！素敵なリクエストを下さりありがとうございました！ (2020年2月22日 20時) (レス) id: 0d98927cf7 (このIDを非表示/違反報告)
zinyon(プロフ) - リクエスト最高でした!ありがとうございました! (2020年2月21日 23時) (レス) id: 12d8f12549 (このIDを非表示/違反報告)
zinyon - ユナさん» 天才だなんてw他は全部ユナさんにお任せします! (2020年2月16日 14時) (レス) id: 12d8f12549 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ユナ | 作成日時：2020年1月3日 14時
