僕らの家政婦、ガチ○○○○です

脅しだSEVENTEEN ページ15

ある日の夕方

コンコンコン。

ジフンの作業室の扉を叩く。

だが、しばらく経っても返事はない。

いつもは、


「…今行く」

って言ってくれてるのに！


どうしよ。勝手に入ったら怒られる？
威・ジフンになっちゃう！？やだよ！？



それは怖すぎるので
ちょうど通り過ぎたスンチョリヒョンに


「これって入っていいと思いますか？ジフンから全く返事が返ってこなくて…」

と聞けば、彼は大丈夫だよと優しい声で言ってくれた。

ヤバいよぉ、さすが統括。包容力が違う



SC「作業中か睡眠じゃないか？俺が前返事なしで入ったけど怒られなかったし」

「そうなんですね。ありがとうございます！」


SC「うん。じゃあ俺は向こうでご飯の用意しとくわ」


「あ、それは出来てるので大丈夫ですよ〜。ゆっくりしててくださいね！」
SC「あ…はーい。待ってまーす」


…なんかごめん、ヒョン


スンチョリヒョンと別れ、扉をそっと開けていく。

いつ見ても暗い。


僕ここに居たら多分寝るな〜

「ジフンー？」


あ、居た。

パソコンと睨めっこしてる…と思って近づいたら

「…なんていうことでしょう」


後ろから見たら作業してると思ったその姿は、実は睡眠という作業を器用に行っているのではありませんか〜


いや、めっちゃ騙しのプロやん。
もう匠じゃん！


しかしそんなことは今はどうでもいいのだ！

僕は知っている…ジフンの寝起きの悪さを…！


「ご飯出来たよ。おーい、起きろ〜」

まず、声を掛けます。

…はい、起きませんね


次、頬をペチペチ叩きます

「ジフン〜そろそろ起きよ？」

と言ってやりましょう。

WZ「ん…」

少し反応あり


YES！今日はいいぞ！



そして最後！


脅します！


「ねぇ？ジフン？起きないと…愛嬌10連発させるぞ？」

おぉ！？


WZ「ん」

起きたーーーーー！！！！


「ジフン、ご飯。今日はいいお肉買ったからステーキだよ」

WZ「行くわ」


そう言って早歩きで作業室を出ていった


…いや可愛いかよ

てか、それ最初から言っとけば良かったぜ…。


そう思っていたらカトクが来た。

「げ」

WZ『お前後で俺の作業室もう1回来い』


…どうやら威・ジフン発動のようです

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