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「俺の方が歓声多かったで」
「俺の方が多かったしな！」
部室に入るなりさっきの試合の疲れなどまるでないように喧嘩している双子を横目に俺はさっさとスマホのロックを解除し、メッセージアプリを開いた。
Aと書かれたトーク欄には昨日した通話の履歴が残っている。
『今日来てくれたんだ』ちょっと意地悪な感じでメッセージを送る。返事の予想は『別に』『行く気無かったけど』『角名くん惚れちゃった、好き！』だ。最後のは完全に俺の願望だけど。
既読はすぐについて『かっこよかった』とだけ返ってきた
「うわ、やっべ……」
予想してなかった返信。
これはバレーをしてる姿を好きになってもらう作戦成功なのではないだろうか。
「なんや、角名がニヤニヤしてんで」
「どうしたん角名」
双子が物珍しそうにこちらを見てくる。
訂正、侑の方が。もう1人は何かを察したようで俺よりニヤニヤしている、と思う。
「今日も調子良かったしな〜」
「俺、彼女できたんだよね」
「ほーん。そうか、って、え！？」
驚いたのは侑の方で、治は「言いよった！」と笑っている。
侑は「なんで言わんかってん！」とうるさく騒いでいる。
「どんな子なん！？かわいい！？」
侑がやけに食いついてくる。こう見えてもチームメイトとか仲のいい友だちの色恋沙汰にはめちゃくちゃ興味があるのだ。
「この子」
この前隠し撮りしたAの写真を見せる。
ちなみにこの写真は俺の中で1番可愛いと思ったAだ。まあいつでもかわいいけど。
「え！八坂やん！！めっちゃ面食いで彼氏切れたことないで有名の！」
「そんなことないよ、Aは確かに面食いだけど結構純粋。冷たい感じに見えるけど、甘党で笑顔めっちゃかわいいし、好きな物の話するときは明るかったりするよ」
「そんな喋られても知らんわ…。でも八坂も顔はいいよな。」
「取らないでよ、」
「取らへんわ。」
Aとのトークに「好き、ありがとう」と打つ。
3分後ぐらいに既読がついて、返信が返って来ることはなかった。
「なあ角名、ラーメン食いに行かん？」
「いいけど、9時までには帰るようにしてね。
Aと通話するから。」
「うわっ、サム聞いた？アツアツやで」
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328(プロフ) - るるさん» ありがとうございます！一番好きと言って下さり本当に嬉しいです……！コメント本当に励みになります。作品を応援してくださり、本当にありがとうございました！！ (2021年1月2日 17時) (
レス) id: 9030d8d81a (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - 完結おめでとうございます！私の中で1番好きな作品でした！次回作も楽しみです！ (2020年12月31日 23時) (レス) id: c0c24767cc (このIDを非表示/違反報告)
328(プロフ) - るるさん» ありがとうございます！暖かいコメント大変励みになります。大変ゆっくりな更新にはなりますが、最後までがんばります！ (2020年5月30日 21時) (レス) id: 9030d8d81a (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - とても面白くてドキドキします！！夢主ちゃんツンデレ系なのかな？とか1人で変な考えしながら読んでます！！これからが本当に楽しみです！！更新頑張ってください！！応援してます！！！ (2020年5月24日 15時) (レス) id: 0adac37250 (このIDを非表示/違反報告)
328(プロフ) - ゆゆさん» はじめまして、コメントありがとうございます！そう言ってくださりとてもうれしいです。ゆっくり更新ですが最後までお楽しみいただけるようがんばります！ (2020年5月16日 23時) (レス) id: 9030d8d81a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：328 | 作成日時：2020年3月19日 0時
