suspect ページ2
用はないけど、昨日と同じようにバスに乗り神戸駅へと向かう
さすがに同じバスには乗っていない。車で先回りするのだろうか…？
約20分で神戸駅に着く。降りる時、見えた、電話をしている、あの人。
たぶんあの人だ、私を尾けている人。
さっきとは違う白いパーカーに被っていなかったキャップ、
ここは人も多い、もし何かされれば助けは求められる。
帰りの夜道で襲われるってこともあるだろうか
でもそんな雰囲気ではない、気がする
少し怖いが、興味もある、私から近づき
「私に何かご用ですか」
「え」
何もいじっていない、真っ暗な画面。
まさか私に話しかけられるとは思っていなかったのだろう。
わかりやすく動揺している。
「昨日の朝からずっと」
「えっと…」
「探偵さんとか、ですか、？そんな大層なもの、ではないか…」
堂々と声をかけた割にノープランだった、何を聞けば…
「ちょ、ちょっと、電話します、」
電話…？だれに？
「角名か？おれや。北さんおる？おらんの？え、っと…
ツム？ツムは今ええねん。それがな伏見世那にバレたんや。
わ、わかった、」
電話の内容は聞こえなかったけど、私の名前は聞き取れた。
名前、知られているんだ…
「今日って、このあと予定とかって…」
「いえ、特に」
「あのお時間あれば」
ということなのか、どういうわけか、私を尾けていた人の車に乗っている。
「気味悪かったすかね」
運転をする際にキャップを取り、
イケメン…さんだ…背も高いし…大学にはこんな格好良い人いない…！
「…いや、そんな感じはしませんでしたよ」
何か、緊張しちゃう…
神戸駅から車で10分ほどで
伏見稲荷探偵事務所
え、本当に探偵なの、このお兄さん
一階建ての一軒家。
黒と、赤より濃いから臙脂色がおしゃれさを際立てている造り。
表札のところに書いてある探偵事務所の文字。
新築なのか、よくわからない、不思議な雰囲気
丘の上にあるから眺めもよさそう。
車で連れて来られたからここの場所も理解していないけど、閑散としていた。
神社にいるような、感覚
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須桜(プロフ) - 悠莉さん» 初めまして！ありがとうございます＊ (2020年6月2日 15時) (
レス) id: 6d430fbfd2 (このIDを非表示/違反報告)
悠莉(プロフ) - 初めまして！めっちゃ面白い！更新頑張ってください。楽しみにしてます！ (2020年5月28日 16時) (レス) id: f19c2e4594 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：須桜 | 作成日時：2020年5月3日 21時
