【ＨＱ】小 さ な 彼 と の 青 春 3 【西谷夕】

常に動揺 ページ44

いよいよ今日はテスト返却らしい…


たぶん赤点は免れてるとは思うけど心配だなー


無事西谷が遠征行けますように!!


「輝今日から自主練するよねー？」


「うん」


「桜と音葉の速攻受けてほしいの!」


「え!?できたの…!?」


「５本に１本くらいだけど…」


「え、凄いね…」


まさかこんなに早くできるなんて…


５本に１本ってこの短期間では十分凄い


「あ、あと私ジャンプフローターやりたいんだよね教えて欲しい!」


「わ、私でいいの？｝


「私の知ってる最高のサーバーは輝だからね!」


「…ありがとう」


千香はいつだって私を過大評価してるでも不思議ととても嬉しい


「でさ、及川に色々教えてもらったんだけど…」


千香はIHで負けてから今まで以上に頑張っている


負けたくないのはみんな同じ


私も頑張らないと…!


早く夏休みにならないかな〜


遠征行って強くなる!


そして久しぶりの自主練


桜と音葉の新速攻を受けさせてもらった


千香は５本に１本って言ってたけど桜は大分成功率が高かった


桜は周りのスパイカーに比べて小柄だけどすばしっこいっていうところは日向に似ている

ブロードも得意だし、これはかなり脅威になりそう


「輝がカレシといちゃいちゃしているうちに形にしてやったし!」


「い、いちゃいちゃなんてしていません!」


「動揺しているじゃーん!」


「輝はいつでもこんな感じでしょ〜」


「音葉それどう言う意味…」


「音葉だめだよ輝が傷ついちゃう!」


「つきません!!」


結構遅くまでやってしまった…


「輝一緒に帰んべー」


「あ、徹」


さっき徹のサーブを受けてみたけどアウトばっかりだったことを思い出す


入ればもはやスパイクみたいだけど入らなければラッキーって感じ


そういえば西谷どうだったのかな…


何気なくスマホを開いてみる



「歩きスマホ危ないでしょ」


「…おお!やったー!!」


「な、なに!!?」


「西谷全部６０点越えだって!!」


「え？」


これで東京遠征行けるじゃん!!


教えた甲斐あるな〜


「輝って西谷くんのこと苗字で呼ぶよね〜」


「え、うん」


由歩とも１回このことで話したことある気がする


「付き合ってどれくらいだっけ？」


「…４年くらいかな」


「記念日とか覚えてないの!?」


「う、うん」


「ありえないでしょ!!ためで話してとか言わないの？」


そういえばそういうこと全然考えたことなかった

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