【ＨＱ】小 さ な 彼 と の 青 春 3 【西谷夕】

ＶＳ烏野 ページ29

「徹くんの試合終わったらすぐ行くから!」


「いや、別にいいよ…」


「拗ねないでよ輝!準々決勝の途中からになると思うけど…」


「拗ねてないから…!」


「お母さんは輝の全部見るらしいから!」


朝家出る前に恋ちゃんと話した会話


徹も烏野に勝ったらそのまま一試合空けて準々決勝だと言う


千香と楓子と音葉と烏野との試合を見ることにしたから待ち合わせをして男子の会場に向かった



「あたし輝の彼氏初めてみる〜」


「私も!」


「楓子は同中だもんね〜？」


「そうです!格好いいリベロですよ!!」


「楽しみですな〜」


「音葉おばさんっぽい」


「ピチピチの１７歳です!」



なんか楓子が西谷のこと格好いいって言うとちょっと妬いちゃうな…


格好いいことをみんなにわかってもらいたい!って言うのはもちろんあるけど




仙台市体育館に着くとちょうど公式ウォームアップ中だった


「あ、湯田っち〜」


「音葉じゃん!見に来たのか!」


「うん!」


あ、湯田っち見たことある


徹が湯田っちって言ってたの印象的




ﾋﾟｯｰ


「「「「お願いシあース!!」」」


いよいよか…


「どっち勝つかな」


「さすがに青葉城西だろ」


という声が聞こえてきた、でも烏野も急成長をとげてるし何をしてくるかわからないというところでは勝負はわからない


ﾋﾟｯー


試合開始の笛が鳴り響いた


メガネの…えっとなんだったかな…

あの早すぎる紹介ではさすがに把握しきれていない


メガネの子のサーブは国見が綺麗にあげた

前衛が飛びだしてきた


「うわなに」


「ツーアタック…!!」


「私もあんなに打てたらやるのにな…」


「千香センパイ練習しましよう!」


「そ、そうだね…」


攻撃型セッターって凄いな…!!


あんな堂々とツーアタックしてみたかったな…!


「松川のサーブだ〜」


松川のサーブを大地さん…？が上げて日向があの超速い速攻を打ったけどレシーバーの正面だった


「及川また打つの…!!?」


「さすがにブロックが!」


スパイクモーションからのセット…


「あれならあとでできそう」


「ほんとですか!やってください!!」


「頑張ります」






「烏野のセッターやり返した〜!」

という音葉の声でコートに目を落とすと影山が徹になにか言っているとこだった


影山のサーブは見事にアウト…

そういうのやっちゃうよね、うん


１−３

うちがリードしているここで徹のサーブ

完璧なレシーブ→←どっちも

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