【ＨＱ】小 さ な 彼 と の 青 春 3 【西谷夕】

どっちも ページ28

《Ｍ・Ｎブロックでは注目の青葉城西高校の初戦、桜下学園にストレート勝ちし、２回戦の白戸女子にもストレート勝ちを決め３回戦に進出しました》

《注目は東北の宝と呼ばれる天才リベロの川之内輝さん。明日の活躍にも勾ご期待ですね!》


初戦と２回戦の映像が共に流れていた


「…はずかしい」


「素敵ですよ」


「あ、男子だ…」


《今年も王者が危なげく全国への切符を勝ち取るのかそれとも彼らを止めるチームが現れるのか!注目ですね!!》

《注目はやはり青葉城西高校主将の及川徹くんですね!!華やかなルックスで女の子のファンも多く…》


白鳥沢の牛島は１度だけ見たことあるけど本当に主砲って感じ…


あのスーパーエースに勝たないと全国へはいけないのか


《古豪 烏野高校です》


国見がスマホ持っていたのぶん取ってつい見てしまった

けどどうでもいい徹の烏野への印象だった


試合見ていたのに画面でも見たいなんて…いや本当に格好良くてもう１回見たいと思うけども


「国見ありがとう」


「いえ」


国見に片方のイヤホンを返す


ほかの部員は大体寝ていてなぜか通路挟んで横に楓子と矢巾が座って盛り上がっている

元気だなー楓子は


国見の横には金田一がいたのに気づいたらいなくて、国見にどうぞと言われて座った





「輝さんは明日見に来てくれますよね？」


烏野との試合だから絶対見に来ると思ったけど一応聞いてみた


「第３試合だから途中までになっちゃうと思うけどいく」


「どっち応援するんですか？」


普通彼氏を応援するところだろうけどなんか困らせてみたくて言った


「…どっちも」


「そうですか」


「国見のこと応援してる」


あなたのそういう優しいとこ少し苦手


でも俺も輝さんの試合見たい


「頑張ろうねお互い」


「はい」


国見とこんな感じで話しつつ学校に着くとちょうど女子も帰って来たみたいでミーティングだ



「明日は３試合目に白鳥沢学園と３回戦、そして一試合挟んだあとに準々決勝だ

３試合目だからその前にある新山女子とか男子とか見ていていいが、公式ウォームアップが始まる１時間前には必ず集合場所にいること」


何人かで男子のを見に行くことにした


「白鳥沢って輝センパイ推薦きたところですよね!」


「よく覚えてるね…」


「もちろんっす!」


「輝白鳥沢から推薦きたんだ〜」


「うん、遠いからやめたけど」


白鳥沢って男子は強いけど女子はビデオ見る感じは白戸女子と変わらない感じだったな

ＶＳ烏野→←小学生

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