夏と２０の君がくれた奇跡〜N.Kento〜

SummerLove：２ ページ2

健人Side



あれから10年


君はどうしているのだろう


俺の言葉を信じて待ってくれているかもしれない


もしかして結婚してるかも


いろんな思いを胸の中で躍らせる


風磨「中島〜！リハ始まるぞ〜！


　 早くしろよ！」



リハ待ちしていた俺に風磨が呼びかける。


風磨は俺の10年前の淡い恋を知っている。


バカにしたけど、風磨は「別にいいんじゃね？」


と言った。それがあいつなりの優しさ。


風磨「おい、何一人で百面相してんだよ。

　
　 さっさと行こうぜ。20歳になったんだろ？


　 会いたいのはわかるけど今は集中してくれよ？


　 リーダー！」


健人「おうっ！」



これから始まる真夏の恋に


大事な人を傷つける事に


俺らはまだ、


何も気づいていなかった。

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