はいきゅー部といろいろシチュエーション。【ハイキュー!!】

赤葦京治×カレカノの形 ページ5

私の彼氏は男子バレー部副主将の赤葦京治君
　


私的にはラブラブだと思ってたんだけど、周りの人から見ると
　


「赤葦君とAってさ、親子みたいだよね」
　


…らしい、よ。
　


「え？ていうかどこの辺が？」
　

「いや、大体いつもそうだけどね」

　
「あー、んー、今朝の会話とか？」
　


今朝の会話を思い出す。赤葦君は朝練があったから一緒に登校はできなくて、教室で……



「おはよう、赤葦君!!」


「おはよう。今日はちゃんと弁当持ってきた？」


「へへっ、今日は大丈夫!!」
　


その後、課題やってきたかとかなんとかって聞かれて…、…え、それ？
　


「Aはピンと来ないだろうけど…お母さんと子供って感じ」
　

「そうそう!!それ分かる!!」
　

彼氏と彼女なのに、お母さんと子供はさすがにヤバい。いつもこうだからそれが当たり前だと思ってた…。
　


「てか、Aがおっちょこちょいだからだよね」
　

「えっっ」
　

「そうだよ。赤葦君しっかりしてるから、おっちょこちょいなAが心配で仕方ないんだよ、きっと」
　


てことは、私がしっかりすればちゃんとしたカレカノっぽくなれるってこと？
　


…それなら、私だってしっかりできるってとこを見せないと!!
　


「赤葦君、見てこれ」
　

「どうした？」
　


次の日の昼休み、お弁当箱の中身を彼に見せる。実は今日のお弁当は私が作ったのだ。
　


…作るのに何時間もかかっちゃったけど、なかなか上手くできたと思う。
　


「へぇ…、これ、Aが作ったの？」
　

「うん!!一口食べてみてー!!」
　

「いいの？ありがとう」
　


赤葦君は卵焼きを箸でつまむと、口の中に放り込んだ。そしゃくされる様子を黙って見つめていると…



「…美味しい」
　

「ほんと!?よかった…!!」



感動した様子で言う赤葦君。この調子で頑張らないと!!
　


赤葦君にいいところ見せて、ちゃんとしたカレカノっぽくなるんだ…!!

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