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「っ、離しっ」


「嫌だ」
 


なんで、なんで?思考を巡回させる。
貴方が私を追ってくる理由はない筈。

 

12時の鐘が鳴り終わる。体が光に包まれ、ドレスが元のワンピースに戻る。ガラスの靴が消えていく。
 


あぁ、終わった。
 


「やっぱり……」


「え?」
 


彼の優しい声が耳元で聞こえた。
 


「A、だよね。そうじゃないかと思ってた」


「なんで……」


「まずは…匂い、かな。煙、みたいな…」


「え…!?」



鼻が慣れているので自分で嗅いでも分からないけど、そうか。
 


私、いつも暖炉のところで寝てるから…煙の匂いが自分に染み付いちゃってるんだ…。



「あと、さっきの君の台詞。この前会った時も同じこと言ってた」
 

「あー…」
 


『王子様、毎日お忙しくて大変ですよね。こういう所にいると癒されますよね』


 
覚えてて、くれたー……。



そんな些細なことまで、ちゃんと覚えててくれた。気付いてくれた…。


「そうやって言ってくれたのなんて君ぐらいだったからさ、よく覚えてる」

 
彼は柔らかく笑ってくれた。
 


「逃げようとなんてしなくていいよ」
 

「でも、私。身分の差が……」


「あーあー、そんなのどうでもいいよ」
 


彼はどんな君でも好きだけど、と前置きをして
 


「僕の側にいてくれるなら、世界一の姫にしてあげるからサ」
 


ニヤリと笑った彼に、肯定の意を込めて抱きついた。私が世界一のお姫様になるのは…そう遠くない未来の話。
 


 

…最推しだから話が長くなってしまった。
ツッキーいいですよねツッキー…。

角名倫太郎×偽りの王子様→←・



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設定タグ:ハイキュー , 短編集 , 時々○○してみた   
作品ジャンル:アニメ
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スズカ(プロフ) - 美月さん» 続編の方にて、リクエストのお話書かせていただきました!ご確認よろしくお願いします! (2019年5月24日 19時) (レス) id: 1a8fb1a009 (このIDを非表示/違反報告)
スズカ(プロフ) - 美月さん» 了解です!!リクエストありがとうございます!!なるべく早く書きますので少々お待ちくださいね!! (2019年5月19日 18時) (レス) id: 1a8fb1a009 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - スズカさん» はい!もちろんです!!楽しみにしています! (2019年5月19日 16時) (レス) id: 001893ea4c (このIDを非表示/違反報告)
スズカ(プロフ) - 美月さん» コメントありがとうございます!!面白いと言っていただき光栄です!!リクエストは続編の方で書かせてもらっていいですか? (2019年5月19日 16時) (レス) id: 1a8fb1a009 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - はじめまして!凄く面白いです!リクエストで川西太一くんが彼女である夢主にdキスして欲しいです!これからも応援しています! (2019年5月19日 15時) (レス) id: 001893ea4c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スズカ | 作成日時:2019年4月2日 21時

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