▽裏話 ページ8
この撮影は定点だからそんなに移動しなくて比較的楽かな……と思った数十分前の自分を殴りたい。
この「棒サッカー」、審判めっちゃ忙しい！！
スタッフさんの中で最年少の私は、まずあっちこっちに飛ぶボールを追いかけ、外野に行ったときに取りに行く。
そして、肘や足が当たってゴールしちゃう場合が起こったので、予期せぬ不正が無いかチェックする。
タイムキーパーはタイマーに任せてるけど、ゆっくり観戦してる暇は無いのだ。
しかもこの反応はメンバーみんな気に入ったな……
延長戦が3回は行われると予想しながら、これらのお仕事を全うしていた。
そして、事件は起きた。
『わ！』
「あっはっはっはっはっ」
「危ないよー！」
ロングパスが高地くんの顔に当たってかなりの方向にぶっとんだのである。
これは取りに行かなきゃ！と思ったら既に体は動いていて、難なくボールを拾った。
そしてさあ投げ返そうとしてテキトーに投げたら……
ぼんっ
「わぶっ」
「こーち！！AHAHAHAHAHA」
「最高すぎる」
「やべえ超おもろいじゃん」
「やっべー！！」
メンバー、スタッフさん全員大爆笑。
樹くんとか悶絶して椅子から崩れ落ちちゃったよ。
そう、また高地くんの顔にクリーンヒットしてしまったのである。
『え！ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい！』
「ちょ、謝り過ぎだから」
『いやほんと、大事なお顔にほんとすいません』
「あははいいよいいよ！」
必死に謝るけどニコニコ許してくれる高地くん。
それは優しすぎるよ……
幸い何の傷も無かったけど、ファンの方への申し訳無さもすごい。
『ええもうほんと、後でなんか奢りますすいません何でもします』
「Aちゃん、こーちだからいいんだよ」
「そうそう、こーちだからいいの」
「気にしなくていいんだよー」
「球技苦手なの運命感じるんだけど」
メンバーさんからのフォローが雑すぎてすごい。
全員まだ笑ってるからね。
「お前らAちゃんほどでなくても多少は心配しろよ！」
『いやもうほんとすいません』
「だからAちゃんはいいの。お仕事ありがと」
『ええ……』
高地くんが優しすぎて神様に見えてきたのでした。
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なめこのおみそしる(プロフ) - まひるさん» 返信遅くなりごめんなさい！！まひるさんのご感想が執筆の原動力になります🌟ありがとうございます♡ (2022年8月9日 23時) (
レス) id: 9cbf5c6d67 (このIDを非表示/違反報告)
まひる(プロフ) - お久し振りに新しい小説が読むことができて、とても嬉しいです。更新お疲れ様です。 (2020年12月30日 19時) (レス) id: e56ba370e6 (このIDを非表示/違反報告)
なめこのおみそしる(プロフ) - まひるさん» 返信が遅くなってすみません。個人的に絶妙な距離感を目指しているので本当に嬉しいです。ありがとうございます。 (2020年12月30日 18時) (レス) id: 9cbf5c6d67 (このIDを非表示/違反報告)
まひる(プロフ) - とてもステキな小説で微笑みながら何回も読ませていただいております。SixTONESとの距離が絶妙で毎話ドキドキワクワクしています。これからも応援しております。 (2020年10月18日 23時) (レス) id: e56ba370e6 (このIDを非表示/違反報告)
なめこのおみそしる(プロフ) - はせはせさん» ご丁寧にありがとうございます！プレゼント交換会ですね！書きたいと思います、お待ちください！ (2020年9月25日 22時) (レス) id: 9cbf5c6d67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なめこのおみそしる | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/N_am_ek_o
作成日時：2020年9月12日 18時
