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｢あー……その、パートナーって事はマリーの彼氏さんって事かな？｣
ルーカスとの間に流れた沈黙を打ち破るようにマックスがそう切り出した。あくまでさりげなく、そういえば、みたいな口調で問いかける。本当はとてつもなく気になる事だ。
｢いや、まさか！俺達兄妹だよ｣
｢そうなんですね！傍から見るとまるでカップルみたいだ｣
｢俺達結構似てるって言われるんだぜ？なぁ、マリー｣
｢おばあちゃんにね｣
ルーカスの言葉を聞いてマックスは安堵した。男の目から見てもこのルーカスとかいう男は美形で、フットボールとかやってそうな感じの人間だ。もし彼氏だったら勝ち目がない。そう思っていたからだ。その男はマリーの彼氏じゃなくて兄。それだけでほっとして涙が出てきそうなぐらいだった。
｢マックス、サラが他の男の子に取られちゃうよ。今もあんな所で踊ってるし……｣
｢あの子が君のパートナーなのかい？一人にするのは危ないんじゃないかな。色んな意味で｣
｢それもそうだな。じゃあ、俺はこれで失礼するよ。マリーまた来週学校で！｣
｢ええ。じゃあねマックス｣
マックスはフロアの中央で踊るサラの元に歩いて行った。
ダンスパーティー特有のあの音楽で心無しか頭がズキズキと痛んできた。ルーカスも暇を持て余しているし本当にそろそろ帰ろう。
｢なぁ、マリー｣
｢なに？ルーカス｣
｢さっきのマックスっていう奴さ｣
｢マックスがどうしたの？｣
｢絶対マリーに気があるよ！絶対そうだ！俺はビビっときちゃったんだよ。この超能力で｣
兄の言動にマリーはため息をついてこう返した。
｢残念ながらそのお得意の超能力も外れたみたいね、マックスにはサラがいるもの｣
｢えぇ？まじかよ、でも絶対気があるはずなんだけどなぁ〜｣
ルーカスはそんなの信じられない、とでも言うような表情で文句とも言えるような言えないような言葉を言っていた。
｢そもそも一体何を根拠にそんなこと言ってるの？｣
｢勘だね。男の。｣
マリーはルーカスの｢マックスはマリーに気がある｣という言葉で頭が混乱していた。と言うよりも、マックスが自分に気があるかもしれない。そう考えると不思議と胸が高鳴り、顔も火照ったように赤くなる。そうなると言葉を返そうにも言葉が出ずにいた。
続く (更新停止中)
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ぽー(プロフ) - 更新待ってます (2019年1月19日 23時) (
レス) id: 0b6bcb5695 (このIDを非表示/違反報告)
麗奈 - 更新お願いします。 (2018年11月20日 21時) (レス) id: b8e5b19f34 (このIDを非表示/違反報告)
ナナシ - いつき.歌い手Loveさん» わかりました！リクエスト、ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。 (2017年6月24日 21時) (レス) id: be4457bfbb (このIDを非表示/違反報告)
いつき.歌い手Love(プロフ) - リクエストです！マックスとファービーがサンダーマン家に夢主ちゃんを招いてくれるってのがいいです！分かりにくくてすみません。 (2017年6月24日 13時) (レス) id: 1f3a169325 (このIDを非表示/違反報告)
アリーナ - お休みされるんですね。この小説すごく面白いので、また次の更新を楽しみに待ってます！ (2016年11月5日 19時) (レス) id: d54487931e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナナシ | 作成日時：2016年7月23日 21時
