俺の素直な彼女さん１＊NINOMIYA* (ページ2)

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驚愕の美声＃ページ2

…Aさんのことはこの俺でも少しは知ってる。

とにかく美人で歌声がきれい。
んま、さっきスタッフが話してたくらいのことは知ってる。

メディアとかでは結構取り上げられてるらしいけど、俺は見た時がなく、この時が初めてだった。

？「遅れてすみません！！」

ドアを勢いよく開けて出てきた人がそこにいた。

さっきのスタッフがおれのとこにきて小声で

ス「あの子ですよ！Aさん！！すごくきれいですよね？？」

…驚いた。

数々の芸能人見てきてたけど、けっこう美人だ。

いや、でも他人から見たらそうでもないかもしれない。
でもなぜか、俺の目にとまった。

引き寄せられてとでもいうのだろうか？

相「ニーノー！！大丈夫？？そろそろ始まるよ？？」

　「あ、オッケイ」

～～～～～～～～～～～～～♪

いつもの音楽が流れて、いつもの階段を下りて行った。

そこからは台本通りに進められて。１曲目がスタートしようとしていた。

タ「では、Aさん。スタンバイお願いします。」

すこし頭を下げ、俺の前を通るAさん。

体が熱くなるのが分かった。

アナウンサーの曲の紹介などがすみ、曲のスタート。

聞いた話だと、作詞作曲を自分で手掛けているらしい。

曲名は「jewelry」
…宝石。

スタジオの向こうでは、もう歌っていたので、興味津々でおれは聞いていた。

「～♪きっともうあえないかもしれないjewelry。それでもわたしの宝石のような思い出♪」

ありがちな歌詞かもしれない。だけどそんなのより驚いたのは歌声。

何回も言うかもしれないけど、美声とは聞いていた。
ここまでとは聞いていなかった。

いくら高いところでも音程を外さない。
いくらのばすとこが長くても息切れをしない。

驚きを隠しきれなかった。