20話 ページ32
カイラが作るご飯には何か入っているのだろうか?
朝ごはんを食べ終え、ベットに横になるとふと、そのことを思ってしまう。
カイラが料理上手とかなら、判るが。
カイラが作る料理が、プロ並みに美味しいのだ。
何か、隠し味でも入れているのか?
そんな心底どうでもいい事を思う。
しかし…。
昨日の話。
過去に、俺は…。
カイラを閉じ込めた事がある。
今のカイラの様に、狂って。
カイラは怯えていた。
毎日毎日、ずっと一緒と俺に言われて。
その怯える顔も何もかも愛おしかった。
しかし、半年もすれば、その気持ちは冷めた。
俺は何をしていたんだと嘆いた。
ただ、無関心そうに煌めく星々の下で。
こんな事をしてしまったせいで、カイラは狂ってしまったのか。
こう考えると自分が哀れだ。
14人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
朱雀鏡夢 - 死ぬことができない!予想当たってました! (2018年3月10日 16時) (レス) id: d8a5a10daf (このIDを非表示/違反報告)
ひなニャン - すごく面白いです!頑張ってください! (2018年2月13日 23時) (レス) id: e1958ed3c1 (このIDを非表示/違反報告)
朱雀 鏡夢 - 送って送って! (2018年2月13日 18時) (レス) id: d8a5a10daf (このIDを非表示/違反報告)
朱雀 鏡夢 - 獄桜ちゃんの文才が欲しいな〜…… (2018年2月12日 15時) (レス) id: d8a5a10daf (このIDを非表示/違反報告)
朱雀 鏡夢 - ごめんなさい 同じのがなぜかふたつ出てる いっこ消しといてくれるといいんだけど…… (2018年2月12日 13時) (レス) id: d8a5a10daf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ