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6:55 駅前のお店に到着する。
どこに行ってもあの夢の中で見た夏の思い出を思い出すばかりだ。
ヘチャン君と一緒に宿題したり、朝教室で会えば「おはよう」って挨拶しあったり、夏祭りに一緒に行ったり。私のこと考えてくれて絆創膏買ってきてくれたり。
私のこと好きって言ってくれた事ばかり頭によぎる。
はぁ、どこかリアルな夢だったからか忘れられない。
「あ、ごめん。A少し遅れた〜」
「平気だよ、丁度７時だし。」
同僚が揃ってお店の中に入ると、同僚のことを呼ぶ男性がいる。
確かあの人は、隣の部署のジェヒョンさん…
え？2人きりじゃなかったの…
「ちょっと！2人で飲むんじゃなかったの？」
そう小声で伝えても「ごめん、だって言ったら来なかったじゃん。」
当たり前じゃん。と心の中で返す。
同僚はとても軽くて何にも気にしてない。だって私に、飲めば楽しくなるって〜ね？！と言い、ジェヒョンさんの目の前へ座ってしまった。しょうがなく、私は友人の隣に腰掛ける。
『久しぶり』
「へ？」
思わず、変な声が出る。
だって、一言目が久しぶりだなんて。
あ、もしかして私の同僚の友達とか？
なんて思いながら顔を上げた。
「へ、ヘチャン君…」
「Aさん、俺の事覚えてたんだ。」
「うん、ヘチャン君も知ってたんだ。」
何〜？2人知り合いだったの?なんて言いながら生ビールを注文するジェヒョンさんと同僚
し、知り合いと言っていいのだろうか。
顔見知りとでも言った方がいいのではないだろうか。
だって、私は夢の世界以外で彼とは話したことがないんだもの。
どうやら彼は隣の部署に移動してきたみたいだ
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作者名：メロンソーダ | 作成日時：2021年2月12日 3時
