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歌が終わると同時に隣の松村さんは講堂を出た




私は座ったまま動けなかった





大我くんは目の前の階段を降りてきて


舞台では次の準備が始まってる





私の椅子の紙をぐしゃっと外し



大我「行こ」



私を連れて外に出た



「髪、ビックリした」




大我「ふふ笑Aがこれが格好いいって言ってたから」


「そっか笑」



笑ってるのに


なんだかいつもとちょっと違う風に感じてしまう






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校内を適当に回って




金髪で目立つ大我くんとお昼を食べた









そして俺のとっておきの場所って





中庭の上にある3階のテラスに連れてこられた





「ここ来るの初めてだなー」



大我「この時期昼寝に最適だよ」



「ちゃんと授業出て笑」






2つあるベンチの1つに一緒に座る




「さっきの・・・聞いたことない歌だった」




大我「あー、あれ俺が作った」



「え、」




ギターを弾くのも歌うのも見たことあったけど



歌まで作るだなんて



神様は大我くんに二物も三物も与えるんですね・・



「大我くんって勉強できるの?」




大我「普通だと思うけど?なんで笑」





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作者名:*hana* | 作成日時:2021年1月24日 23時

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