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結局私はベッドを机代わりに教科書を開いて
本を読んだだけ
頭に何も入ってこなくて
皆の晩ごはんを作るってゆう
樹ママのお手伝いをしにキッチンに行った
鍋の中の具材をクルクルかき混ぜながら
樹の言葉を思い出す
"こいつの足なんて
そのうちなんとも思わなくなる"
だから･･･
だから樹は私を･･求めなくなったの･･？
なんとも思わなくなって求めないんだとしたら
それまでは何か思ってたってことだよね･･
けどそんなことはあり得ないと
頭を振って
樹ママに言われたカレー粉を鍋に入れた
·
サラダを盛り付けて皆を呼びに部屋に行ったら
勉強なんてしてなくて
ご飯でーすって声をかけて４人でカレーを食べた
楽しくなった３人が
夏休みも皆でどっか遊びに行きてーなって言ってて
私はそれを上の空で聞いてた
だって男の子達だけで
どこかに行くんだと思ってたんだもん
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作者名：＊hana＊ | 作成日時：2021年1月24日 23時
