＊grate history＊JT (ページ22)

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私達は言葉が少ないと思う

しょーもない話は永遠とするのに

どーして抱き合うのか

どーしてキスするのか

どーして一緒にいるのか

そんな話は何もしない

けど本当はちゃんと分かってる

淋しかったんだよね

やりきれない気持ちを何処かに

何かにぶつけたかったんだよね･･

きっとあの時隣にいたのが他の誰かだったら

樹はきっとその子を抱いてた

私で良かった

側にいて良かった

幼なじみで･･良かった

だから、朝の行為も

さっきのキスも何も言わないし

何も聞かない

きっと樹にも理由なんてわからないから･･

樹｢どーした？｣

｢どーもしないよ｣

それが樹に触れる最後になるとも知らずに

映画の後2人で買い物を楽しんだ

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球技大会が終わって

もうすぐテストが始まる７月のこと

食堂で席を取って美穂を待ってると

目の前に色の白い男の人が座った

｢あ、ごめんなさいそこ人来ます｣

大我｢うん、すぐ行く｣

｢あ、･･･？はい｣

頬杖をついてこっちを見るその人は

キレイな顔をしていて

その黒い瞳に吸い込まれそう･･･

じゃなくて、

なんでそんなジっと見てるの！

｢あの、なにか･･･？｣

大我｢Aちゃんだよね？｣

｢え？、、はい･･･｣

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