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樹に手を引かれ並んだ椅子に2人で座る
｢出席番号順だよ｣
樹｢俺はいいんですー｣
｢なんでよ笑ダメだよ笑｣
樹｢いいの、ここで｣
｢そっか笑｣
きっと私を心配してるからだろう
私はそれ以上何も言わず前を向いた
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夏休み中はお互いの家に行ったり来たり
中々宿題をしない樹のお尻を叩く
｢もう3日しかないんだからね｣
樹｢やりゃーいいんだろ｣
ぶうたれた樹の口にチョコを入れる
樹｢うめっ｣
｢機嫌なおった笑｣
樹｢うっせ｣
私達はずっと一緒にいる
そう信じて疑わなかったのに
２年生の終わり頃
樹が１つ上の先輩と付き合いだした
一緒に帰る姿を部室前の廊下から眺める
そこは私のバショナノニ･･･
樹に触らないで
その手を握らないで
恋をしたこともなく
好きの感情は分からないくせに
嫉妬だけは１人前
そんな自分に嫌気がさす
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作者名：＊hana＊ | 作成日時：2020年12月30日 21時
