#35 you ページ36
.
あのアルミンからの話の後、ずっと上の空のまま1日が過ぎて、気づけば1人自宅に着いていた
「ただいまー....」
共働きで人がいない家に私の声だけが響いた
のそのそと階段を上がって自室に入るとなんだか気が抜けて制服のままベットへダイブした
「今までそんなこと....一度も言わなかったじゃん....っ」
病気と聞いた今、今までの付き合いを思い出しては、入院もしてないしきっと嘘だと、真実を知りたくない自分がいた
考えれば考えるほど頭がこんがらがってしまう
何が得策か？なんて分かんない
一息ため息を漏らすと、ケータイが鳴った
ベットで寝返りを打ちケータイの画面を見てゲッ！と思いながらも通話ボタンを押した
「もしもし？」
「今どこ」
「えっ....家だよ？」
通話口からため息が漏れた
「....俺が覚えてろよとか言ったから？」
「....えぇ？」
さっきから何が何だか分からない発言ばかり
「違うの？その....怒ってない？」
「プッ......どうしたの！エレン」
ふとエレンのしょげてる顔が脳内に映像化されて思わず吹き出した
きっと子犬みたいなんだろうな
「だって....1人で何も言わず帰るから」
あ〜.......これは不機嫌だ
こうなると手を焼くから困る
「ごめん！本当にごめんね！一緒に帰るんだったよね！ちょっと、その....考え事してて....」
ふーん....とつまらなさそうに呟きじゃあ....と言うと
「今日の夜空いてる？」
「今日の夜？....七時頃夕飯だから....その後でいい？」
そう恐る恐る聞いてみる
「....分かった、後で迎え行く」
「うん、分かった」
「早く....」
「ん？」
「....会いたい」
ボソッと言うとブチッと音が切れた
「フフッ....」
珍しいエレンのその言葉に思わずキュンとした
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 336人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「進撃の巨人」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もちもち(プロフ) - 待ってました！！更新ありがとうございます！この話本当に好きなので嬉しいです(*^^*)頑張ってください！ (2017年7月15日 23時) (
レス) id: 4c904eb239 (このIDを非表示/違反報告)
月猫です〜(プロフ) - コレすごく好きです〜♪応援するです！楽しみです〜♪ところで英語能力皆無で､何も読めないだと!?Σ(゜Д゜)(;゜゜)中１の癖に！リヴァイ〜(/≧◇≦＼) (2017年6月8日 19時) (レス) id: 84be498276 (このIDを非表示/違反報告)
あんぱん - あひゃ〜…ヤバイ！切な！リウ”ァイが断然いいんだけど…エレンもかわいそう…うぎゃ〜！！リウ”ァイ〜… (2017年6月7日 1時) (レス) id: ecd95d872d (このIDを非表示/違反報告)
リヴァイ推し - 続き楽しみです!頑張って下さい♪ (2017年5月14日 23時) (レス) id: 9abe22448e (このIDを非表示/違反報告)
俺の嫁は二次元(ｷﾘｯ - 切ない…更新頑張ってください！ (2017年5月14日 1時) (レス) id: 3614360162 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あんず | 作成日時：2015年1月16日 22時
