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jm「今日もお疲れ様でした、カンパーイ」
「「カンパーイ」」
会社からそう遠くない韓国料理屋さんに入ると、ゴクゴクと美味しそうにビールを飲む2人とは対照的に、カシスオレンジを飲む私。
あ〜ビール飲みたい…
これじゃ全然スッキリしないし、仕事が終わった気がしない。
sm「あ、ごめん。ちょっと電話」
先輩はスマートに席を外すと、ジミンが顔を寄せてヒソヒソと話しだした。
jm「もの足りないでしょ？ビール飲めばいいのに」
「先輩の手前、飲めるわけないじゃん！しかもあんたがさっき酒癖悪いって言ったくせに！」
jm「え、俺のせい？」
ムカムカするから、プイッとそっぽを向いて枝豆に手をつける。
sm「初っ端から席外してごめんね。今日は俺の奢りだから沢山食べて飲んで。」
jm「ヒョン、知ってますか？実はA、酒好きなんですよ〜」
なっ！！！！！
なんて事を！！！！！
この男は！！！！！
慌てふためく私とは対照的に、ソクミン先輩は何の気無しにハハッと笑って。
sm「ん〜そうなの？俺は飲みっぷりがいい子好きだけどなぁ」
予想外の答えとにっこり笑う先輩の笑顔が眩しい。
jm「そんなジュースよりビールだろ！」
そう言うとジミンはさっそくビールを頼むと、直ぐに運ばれてきた。
jm「もう一回カンパーイ！」
「はいはい、乾杯」
呆れつつもジミンに合わせる先輩と目が合うと、もうニヤケちゃって幸せすぎた。
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割と酔いが回って饒舌になってきたのが自分でもわかって、これ以上は危ないだろうからそれからはウーロン茶で済ませた。
沢山飲んでるのに全く変わらないソクミン先輩とジミン。
男同士で話が盛り上がってるから"ちょっとお手洗い"と声をかけて個室を出た。
"飲みっぷりがいい子は好き"
その言葉が聞けただけで今日はもういい収穫だと思う。
スキップしたい気持ちを抑えてトイレの前まで行くと、先に入られてたから外で待った。
「A？」
呼ばれて振り返るとマスクにキャップの見覚えのある巨人が居た。
「....え？」
チャニョルの後ろから更に6人の男の人が見えて、一斉に視線を浴びる。
「え、何？」
「誰、友達？」
「チャニョラ！止まんなよ！」
「いってぇ！」
全員マスクやらサングラスやらキャップやらしてるから顔分かんないけど....芸能人？
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作者名：あんず | 作成日時：2016年12月15日 2時
