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「先輩〜ここどうやるんですか」
「んーどれどれ....あーこれはパワーポイントを....」
「さすが先輩！ありがとうございます！」
あれから数日、私はいつも通りの生活を送っていた。
そして2日後に迫るライブに、未だに行くか行かないか迷ってる自分がいた。
「Aちゃん」
「あ、はい」
振り返ると３つ上のソクミン先輩が居た。
「どうかした？何か分からない事あった？」
「いえ....ちょっと考え事です」
ソクミン先輩はいつ見てもカッコいいと私は思うんだけど、前にヒョヨンにその話をしたら、"中の上ね"なんて中途半端な返答をされたのを思い出す。
私的に黒髪短髪で爽やかスマイルなのが結構いいと思ってるんだけど。
まぁ好みは人それぞれだけど。
「何？恋？」
「ヤー！違うってば！」
茶々を入れてきたのは左隣のデスクに座る同期のジミン。
ジミンも結構女子に狙われてて、明るいし人懐っこいから人気者だったりする。
jm「ムキになんなよ〜」
sm「まあまあ落ち着いて」
2人に諭されるハメになる私。
jm「あ、ヒョン！良ければ今夜一杯行きません？」
sm「おお、いいね、久しぶりに行くか。Aちゃんもどう？」
「え、私ですか？」
先輩と行ったことないから行ってみたいけど。
酒好きが祟ったら、どうしよう。
jm「今日は酒が沢山あるとこ行くけど」
こっそりと悪魔の囁きをする同期を横目に、こいつとはよく行くし、酒好きなこともバレてるから問題ないんだけど....
sm「予定あったら無理しないでね」
すんなり返事を出せないでいる私に、爽やかスマイルで聞いてくる先輩を見たら
「お邪魔でなければ.....」
jm「よし決まり！」
sm「じゃあまた後で」
そう言って自分のデスクに戻る先輩を見た後、ジミンにちょいちょいと小さく手招きされて、耳を傾けた。
jm「感謝しろよ」
「え、何が？」
jm「この間、先輩の事好きだとか言ってたじゃん」
えぇ？私そんな事言ったっけ....
「そんな記憶ないんだけど....」
jm「お前酒癖悪いからな。前にお前に襲われそうになったし」
「は！？…ん、んー！」
勢いよくジミンの手で口を蓋されたかと思えば
jm「うるさいと周りに迷惑」
直ぐに口の蓋は取れて。
「っは！私だって、風邪引いてる時でもうるさいあんたに言われたくないし！」
正直、知らされていない事実を突きつけられ、この後の飲み会が不安で仕方がなかった。
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作者名：あんず | 作成日時：2016年12月15日 2時
