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ベクとチャニョリが初回からギャァギャァ言ってた今流行りのドラマをいつしか僕も一緒になって見てた。
でも今はチャニョリが居ない。
その分、終わってからもベクと一緒にジョンデが騒ぐから大して変わらないけど。
水を飲もうとキッチンに向かいコップに水を入れると、"俺もくれる？"ってミンソギヒョンがコップを出して来たから入れた。
「ただいまー」
丁度チャニョリが帰ってきてソファに座る2人となにか話をすると、横にいるヒョンが"俺が教えた"ってよく分からないこと言ってる。
そしたらチャニョリと目が合った気がして、水飲むか聞いたら、いるって言うからみんなとの会話を盗み聞きしながらコップにまた入れて渡した。
てっきり、飲みに行ってると思ってたけど、幼なじみとラブプレを見てたらしい。
bk「男同士で見るなんて「いや、女の子だけど」
「「「は？」」」
前のめりになって聞く3人とは対照的な自分。まあ、迷惑な事やらかさなければいいと思うけど。
"あのドラマを幼なじみの女の子と見てた。"
その時脳内に1週間前の出来事が浮かんだ。
「....だからマネヒョンにチケット頼んでたの？」
cy「おまっ、なんでそれ！！」
....図星か。
ね〜なにそれ〜ってベクがうるさいから説明したら、チャニョリが少し悲しそうな表情で、
「ペンでもなければEXOも知らない奴だから」
そう言った。
今時の女の子でも僕たちを知らない人って居るんだ....
しかも幼馴染じゃほぼ僕たちと変わらない年齢でしょ？
よくよく聞くと、自分の所属グループを知らないことを本人も今日初めて聞いたらしい。そしてなんとも悲しい事に、アイドルに興味もないようで。
「アイドルとしても見られてないんじゃない？」
笑わせるネタで言ったつもりが、余計に困り顔に変わった。
僕からしたら、アイドルとして見られないのって良いと思うんだけどな。1人の人間として男として見てくれてるみたいでさ。
cy「もっと頑張んなきゃなー」
とりあえず今日は、そっとしておこう。
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作者名：あんず | 作成日時：2016年12月15日 2時
