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指紋認証でドアを開けると薄暗い廊下の先のドアから光が漏れていた。
沢山の靴の中に自分の靴を脱ぎ捨てリビングへ向かった。
「ただいま〜」
目の前にはソファに項垂れる男二人。
ch「遅かったなぁ」
bk「おかえり〜今日どっか行ったの？」
突然のベッキョニの言葉に肩が揺れた。
でも今日の帰りこいつら同じバンに乗ってなかったよな？
「バンから降りた事教えたの俺」
声がする反対側を見るとキッチンに立ち、水を飲むミンソギヒョン。
「水飲む？」
そう言ってミンソギヒョンの奥から現れたメガネ姿のギョンス。
「あ、いるいる」
bk「イェソニヒョンと遊んでたの？」
「んん、幼馴染と会ってた」
ch「幼馴染なんて良い響きやな」
はい、とギョンスから水を受け取った。
「このメンツ、ラブプレみた？」
bk「もうやばかったよな！チュー寸前！あ、チャニョリまだ見てないのかごめん」
「見たから平気」
ch「その人の家におったん？」
bk「男同士で見るなんて「いや、女だけど」
「「「は？」」」
いやいやいや、え、何、みんなちょっと待てって。
目線が怖すぎるんだけど。
ch「ヤー！チャニョラ！幼馴染の女の子と2人でラブプレ見とったん！？」
bk「初めて聞いたわそれ」
確かに言ってなかったけど....
xm「わざわざ逐一報告しないだろ普通」
ヒョン、ナイスアシスト！
do「....だからマネヒョンにチケット頼んでたの？」
xm「何それ？」
「おまっ、なんでそれ！！」
なんでギョンスが知ってるんだよ！！
do「マネヒョンに説明してたの見てたし」
bk「だからそれなんの話？」
何も知らない3人が怪訝そうな顔で見てる。
do「1週間前マネヒョンが宿舎来た時、幼なじみにライブ見せてやりたいから今日までにチケット1枚用意してって頼み込んでたって話。」
ch「職権乱用やな」
bk「誰ペンなの？」
「ペンでもなければEXOも知らない奴だから」
bk「はっ？マジ？」
他のメンバーも驚いた表情を浮かべてた。
まぁそういう反応するよな....
「俺だって今日初めて知ったよ…アイドルに興味ないとは聞いてたけど」
bk「それ本当に幼馴染の女の子なの？」
ch「御愁傷様」
xm「仮にも幼馴染の所属グループを知らないってよっぽどだね」
do「アイドルとしても見られてないんじゃない？」
4人の言葉がグサグサと俺に突き刺さる。
さっきからみんなして俺を虐めて…
俺、なんか悪い事した？
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作者名：あんず | 作成日時：2016年12月15日 2時
