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「じゃあまた合コンセッティングするからその時は来てよ？」
「絶対行く！！またそのメンツ集合させて」
「任せなさいよこの私に！！」
「フゥー！さすがヒョヨナ！じゃあまた〜ファイティン」
「今日もファイティン〜」
同期で受付嬢のヒョヨンと別れを告げ、エレベーターに飛び乗った。
....さあ、今日も1日頑張りますか
いつも通り毎朝の朝礼が終わり、デスクに着きパソコンに手をつける。
昼になれば昼ごはんを食べて、
また仕事に戻って夕方になれば帰宅。
最近はもっぱら女友達と飲み歩いてる感じだった。
慣れ親しんだこのソウルも地元を出てからもう数年かぁ....って言いたいところだけど元々ソウル生まれのソウル育ちだからそういう思いに更けられない。
夜のソウルを横目に、今日は飲み歩かず直ぐに帰宅した。
なぜなら。
今日は人気急上昇の恋愛ドラマ、「love player」第6話が放送される。
最初は何気なく見てたけど、これまた初々しい恋愛が第1話から大爆発してて心を鷲掴みされ今に至る。
もう既にニヤニヤしながら帰宅してると
prrr....
家目前、突然の電話に立ち止まり名前も見ずにコールに出た。
「よぼせよ？」
「よぼせよ？A？」
....へ？
「どうしたの急に」
「今大丈夫？」
「....大丈夫じゃない、全然大丈夫じゃない！」
「なんで？」
「私はこれからラブプレ観るの！チャニョラに付き合ってる暇はありませ〜ん」
「えー！それ観てんの！？俺も観てるから、今仕事終わったし今日家行っていい？」
電話越しにいつも通り煩い男。絶対今大型犬みたいにでっかい尻尾ブンブン振ってそう。
「だめ。明日仕事は？あるでしょ」
「あるけど....大丈夫！じゃ！」
「えっ....ちょっと！！！！」
ツーツーツー
あの馬鹿、いつの間に返事を聞く前に切ることを覚えたのよ......！
相変わらずの行動にはもう慣れてるけど、この感じじゃ私を女として見てないのが一目瞭然。
まぁ、その方が気楽で良いかな
幼なじみってそういうもんでしょ？
「ヘックシュ！」
あぁ、寒い
こんな外に突っ立ってないで早く家に入ろう
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作者名：あんず | 作成日時：2016年12月15日 2時
