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正直、私なんて何処にでもいる一般的な女。
「Aおはよ〜」
「ヒョヨナおはよう」
もしかしたら今あなたとすれ違った人かもしれない。
もしかしたら今あなたと目があったかもしれない。
もしかしたら今斜め前に座っているかもしれない。
「昨日の資料ありがとうね、本当に助かったよ〜」
「大したことじゃないから気にしないで」
あなたの視界や記憶に残らない極々平凡な社会人
「それより昨日の合コンどうだったの？」
「いや、それがさ〜」
そんな凡人でもちょっと自慢できるようなこと？
うーん
強いて言うなら...
"大人気アイドルの幼なじみ"
ってことぐらい。
「まじイケメン揃いでさ〜高学歴高収入だし中身も良さそうな人だらけでさ〜」
「え〜私も行けばよかった〜」
え？今、
"良いなぁ"なんて思っちゃった？
"ずるい"とか考えちゃった？
「なんかアイドルみたいでキラキラしてた」
「若さの象徴だよねキラキラ感」
安心して。
私、興味ないから。
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作者名：あんず | 作成日時：2016年12月15日 2時
