#16 ページ16
Ut side
にゃー。にゃー。
ut「ん…？」
シッマが居ない1人の部屋。
ベッドに転がって、これからどうやって隠し通そうか悩んでいたら、扉の向こうから猫の声が聞こえた。
扉を薄く開ければ、案の定Aちゃんで。
ut「どないした？シッマなら居らへんで。
1人にしてほしい、って言ったらショッピくんらの部屋行ってくれたからな。」
そうじゃない。とでも言いたげな目で俺を見るAちゃん。
俺に用があるんかな。
ut「…俺、今何も持ってないで。
おやつ、丁度切らしててん。」
ごめんな、と謝りながらAちゃんを撫でる。
……可愛い。
ut「なぁ、Aちゃん。
嘘吐くのって、どうやったら上手くいくんやっけ。
最近嘘なんて人狼ぐらいでしか吐かへんから、忘れてもうてん。」
どうしても隠し通したい。あわよくば忘れたい。
だが、丸くなってしまったせいでどうやったら上手く隠せるか分からなくなってしまった。
ut「……どうしたらええんやろ。」
Aちゃんになら言ってもええよな。
頭の中だけで考えるから、打開策が見つからないのかもしれない。
ならば、一度だけ口に出してしまえばいいのでは？
なんて意味のわからない説を立て、扉の向こう側に誰かが居るかもしれない事も全部忘れて、口を開いた。
ut「…今朝、音が聞こえて起きたんよ。
それで、グルちゃんとトントン、Aちゃんの部屋の前で人影見たんや。
それが誰やったんやろって、ずっと悩んどるんや。
その人にもバレて、隠すしかなくてなぁ…
メンバーの誰かが何かしようとした、なんて信じたくない。そうじゃなくてほしい。
もし仮にそうだとしても、俺の勘違いで違う人を責める結果になったら…
って、なってな…どうやったら、隠せるかなって、悩んどる…」
どうしたらいい？と聞きかけて、慌てて口を閉じる。
馬鹿か。猫にこんな事相談するなんて。
これは俺の問題じゃないか。自分の中で処理しないと。
ut「…ごめんな。こんな事言って。もう帰り。」
そう言い、Aちゃんを部屋から出す。
すぐに扉を閉め、ベッドに倒れこんだ。
もういいや。寝てしまおう。
起きたら考えよう。そう思い、俺は目を閉じた。
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レプカ - ラム・ロックさん» 何度か募集を匂わせたことはあるんですけどね…なかなかコメントなくて。いつもリア友と会議ですよ…ww (2019年4月21日 15時) (
レス) id: 513eab46d9 (このIDを非表示/違反報告)
ラム・ロック(プロフ) - レプカさん» そういう時は募集してみては？ (2019年4月20日 22時) (レス) id: e6f141a09f (このIDを非表示/違反報告)
レプカ - ラム・ロックさん» ありがとうございます!!ギャグ頑張ります!(既にネタ切れ) (2019年4月20日 19時) (レス) id: 513eab46d9 (このIDを非表示/違反報告)
ラム・ロック(プロフ) - 初コメ失礼します！楽しく読ませていただいてます！次回のギャグ回楽しみです！更新頑張ってください！ (2019年4月19日 21時) (レス) id: e6f141a09f (このIDを非表示/違反報告)
レプカ - ネコの大罪さん» wwwですねwww (2019年4月16日 22時) (レス) id: 513eab46d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レプカ@陰キャ帝国女王 | 作成日時：2019年3月19日 18時
