四十八話 ページ49
森さんに報告すれば、呆れたような顔で途中から見られた
「……君は、幾分優しすぎるねぇ」
「まぁ……あれでも一応血が繋がってなかったのでそれなりに苦労したのだと思います。私と比べられたるとか。それを異能で逆にしました為、私が同じ目に合ってたということです」
「成る程……で、父親も元どおり親バカになったんじゃないのかい？」
そう言われて苦笑いをする
私の父は元は結構な親バカだった様で森さん曰く
「彼が自分の愛娘を政略結婚に使うなんて変だ」
と思って今回信じてくれたそう
「いやぁ……彼の親バカ凄いんだよね。目が覚めた様で妹君から全事情を聞かされたのか、行成電話して、
「そうだったんですか……」
「ああ、君が幼い頃はそれが普通だけど、今もそれっていうのは不味いよねぇ……無視したけど」
「すみません……」
そう言ってる最中も電話が止まずに森さんが苛ついている
「首領、それではこの婚約はどうするんですか」
中原さんがそう聞けば
「決まっては居るけど……少しまた面倒になりそうだ」
「私の父が邪魔するかもしれない、と」
「邪魔というより……全力で君を取り返そうとするよ」
「……俺はどうすればいいんでしょう」
「これは君達の問題だ。それに君達付き合ってたら別れない限り結婚するだろうし別れなさそうだから、中原君、頑張り給え」
そう言って森さんが微笑む
「取り敢えず今日は帰り給え。明日からもよろしく頼むよ」
「明日は武装探偵社との、ですか」
「武装探偵社……ですか？」
今は休戦中だが、確かポートマフィアと武装探偵社は仲が悪かったはず
「ああ、頼んだよ」
そう言われて一礼してから外に出る
「はあ、疲れた……ってもう夜中の三時かよ」
「帰りましょうか」
「そうだな……今頃姐さんからAの服とかの一式が着いてると思うぜ」
「明日お礼を言いに行ってきます」
そう言いながら何方からとも無く手を繋ぎ、家へ帰った
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (4月25日 1時) (
レス) id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ(プロフ) - 正直にいうと後半の妹サイドの話、私は姉側に入り過ぎて自分の様に体調壊すまで痛みますその話はどれくらいで終わりますか。終わっていたらそこから読みたいのですが、どこからか教えてください (2019年5月31日 7時) (レス) id: 8edac39d65 (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 麗華三日月さん» ええ、救いようがなくて何か言って入りたびに呆れてしまいます。救えないのです (2019年5月26日 20時) (レス) id: 996d91c156 (このIDを非表示/違反報告)
麗華三日月 - 居ますよね…救いようが無いからなぁ… (2019年5月26日 20時) (レス) id: b8888aeaec (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 麗華三日月さん» そうなんですか？じゃあ……自信持って頑張ります！そうですね。そうなんですか？私のクラスでも居ますね……改心できたら良いのですが、そんな気楽なもんじゃないから嫌ですね (2019年5月25日 13時) (レス) id: 996d91c156 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リュカ
| 作成日時：2019年5月12日 15時
