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求:甘え方 ページ21
@音色病院
阿部side
着けばすぐに、処置室へ樹は運ばれて行った。
北)あーちゃん…じゅぃ…おきる？(阿部ちゃん、樹おきる？)
瞳に涙をいっぱい溜めた北斗に聞かれる。俺がしっかりしなきゃな！
阿)大丈夫！北斗が起きろ〜って言ったら起きてくれるから…
今はそう、信じるしかないんだ。しばらくすると…
玉)お待たせしました…樹くんの処置をした玉森と申します。
阿)玉森先生、樹は？
玉)ご安心ください。高熱による意識の低下が見られましたが、今は安定しています。また、右頬に擦り傷があったので、それも処置しました。今日、1日だけ観察入院とさせていただきたいのですが…ご家族の方はいらっしゃいますか？
よかった〜！とりあえず一安心だ。
阿)ありがとうございます。これから、連絡とってみます！あとは、樹が起きれば問題ないんですよね？
玉)はい…樹くんの目が覚めれば大丈夫です。あ、あと熱はおそらく日頃の疲れなどが原因と考えられます。
阿)分かりました！北斗、樹大丈夫だってさ！優吾に電話しに行こう？
北)樹おきるの〜？やった、やった！
とりあえず、優吾に電話しに行かなきゃ！
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作者名：時雨 れう | 作成日時：2023年3月25日 16時
