青色の願い事 (ページ14)

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※ここからしばらくほくじゅり病系続きます。苦手な方はUターンを…※
樹side

「学校行ってらっしゃい」か。俺も本当はしんどくて…なんて言えたら、ううん、迷惑はかけられない！気持ちを切り替えて学校へ向かう。

樹)ただいま〜

反応無し？優吾兄ちゃんの部屋行ってみるか。そっとドアを開けると、優吾兄ちゃんと、朝よりは顔色がマシになった北斗が寝ていた。

樹)(北斗が食べやすそうなもん作るか…)

ムクっと起き上がった北斗に野菜をたっぷり柔らかく煮込んだスープを食べさせ、優吾兄ちゃんが貰ってきてくれた風邪薬を飲ませると、またぐっすり眠った。明日には、良くなるといいな！

次の日。
北)じゅぃ〜？おあよ〜(おはよ〜)

え、北斗が起きた？今何時…？って、まだ5時じゃん！小さい子の朝って早い…

樹)んー、北斗ぉ〜？元気になったの？

北)うん、元気になった！おなかへった〜

樹)そりゃよかった！まだ早いけど、何か食うか？

北斗を抱っこして台所へ行く。本当はよくないけど、

樹)北斗、これあげる〜

北斗にクッキーを与えておく。

北)わぁーい！…ｻｸｻｸ…んま〜！

嬉しそうな北斗見てるのが幸せだ。まだ眠い俺は、台所の丸椅子に座りながら少し眠ることにした。

北)じゅぃ、おねむさん？

樹)ん…うん。ごめんね北斗…あの時計の針が2つ、6になるまで寝かせて…

北)はーい！