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「それじゃあ僕達の家へ向かいましょうか」
『はい!』
「おいおい待て待て待て待て!!!」
ディエゴは、そのまま家へ向かおうとするドッピオと吉良の肩を慌てて掴んだ。
二人はジトっとした目でディエゴを見つめる。
「何だ?」
「何だじゃあねぇ!!俺がいつ良いって言ったんだよ」
「え?さっき良いって言ったじゃあないですか」
「一言も言ってねぇ。耳腐ってんのか貴様」
ディエゴは肩を掴む力をさらに強くするが、吉良が「いい加減離してくれないか」と言って無理やり引き離した。
「あんな男だらけの家にAを入れてたまるかッ!」
「別にいいじゃないですか、何もしませんよ」
「……チッ」
「それに、いつ作ったのかは知らんが君だけ彼女が居るのは気に食わん」
「本当ですよ、僕達を差し置いて自分だけ幸せになろうだなんて…」
吉良の言葉にドッピオはそう言いながら深く頷く。
ディエゴは舌打ちはしたものの、諦めがついたのかドッピオの肩を離した。
そして、溜息をつきながらAの元へ歩み寄る。
『…何話してたの?』
「いや、何でもない。早く行くぞ」
不服そうな顔をして、ディエゴは渋々Aと家へ向かった。
.
「買い出し終わりました〜!」
ドッピオがそう言いながらリビングの扉を開ける。
リビングへ入ると
テーブルに肘をついて動物番組を見ているカーズ
胡坐をかいてS○itchでゲームをしているDIOとディアボロ
ソファに座り本を読んでいるプッチ
トランプで遊んでいるヴァレンタインと透龍
と、様々な光景が広がっていた。
「ん…帰ったか、ドッピオよ」
「ただいまです、ボス!」
そして、遅れて吉良とAとディエゴがリビングへ入った。
「ただいま」
「……」
『お、お邪魔します…』
と、Aがそう言った瞬間
皆の視線がAに向いた。
それと同時に静まり返るリビング。
「…誰だ?」
最初に沈黙を破ったのはカーズだった。
カーズの問いに対し、吉良が事情を説明すると
先程まで静まり返っていたリビングが嘘のように一瞬で騒がしくなった。
「おい!!どういう事だディエゴッ!!!」
「貴様…いつ女なぞ作った!?この俺を差し置いてッ!」
「」
ディエゴは完全に呆れ、声も出なかった。
そしてどうしていいか分からず、困惑しているA。
まだまだカオスな状況は続きそうだ。
〜
続きます。
すみません、結構長めになります…
荒木荘出したくて書いちゃいました。
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フレンチトースト - 完結おめでとうございます🎂リクエストにも答えていただいて…感謝しかありません!ぴつぁさんの解釈が大好きで、もう見れないとなると寂しい気持ちもあります。私達にグレートな作品を届けてくれてありがとう! (12月11日 22時) (レス) @page48 id: 71efc36642 (このIDを非表示/違反報告)
とある発酵食品 - 目がァ!目がァァァ!!!尊みで目がァァァ!!!完結おめでとうございます!貴方様の新しい作品を無重力待機していますね!今まで素晴らしすぎる作品をありがとうございます!帰ろう…ジャイロ… (12月11日 1時) (レス) id: 3bb425ad36 (このIDを非表示/違反報告)
ぴつぁ(プロフ) - フレンチトーストさん» とても嬉しいお言葉をディ・モールト・グラッツェ〜! (12月2日 0時) (レス) id: ca84737996 (このIDを非表示/違反報告)
ぴつぁ(プロフ) - ?どりこく??さん» コメントグラッツェー!!楽しんでもらえて良かったです! (12月2日 0時) (レス) id: ca84737996 (このIDを非表示/違反報告)
フレンチトースト - スタンドも月までブッ飛ぶこの衝撃…ウェカピポの絶望する感じとブラックモアの逃がさないという執着心…マジェントの余裕のない感じが…グレートでスよ。こいつはぁ〜!!今回もグレードな解釈で…なんかもう最ッッ高です!!救われます……! (12月1日 13時) (レス) id: 71efc36642 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:AMANO x他2人 | 作成日時:2023年6月20日 21時