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パトカーから見える街並みは
いつもの東京のように見える
だけど違和感が…
老若男女
着物を着ている人が多いような…
『えぇっっ!!!』
「ぬぁああーーっ!?なっ、なに?!今度はなにっ?!」
『タイガーマスクがたくさん歩いてますよ!?!えっ…あそこにはすごい見た目のかぶりもの…』
「まさか天人まで忘れているとは……あっ!そうだ!!お姉さん何か身分を確認できるものありますか?免許証とか…」
『あっ、えっと免許証なら…』
「じゃあちょっと見せてもらっても…」
『あっ…!!』
「えっ?!?」
『ありません……慌てて家から飛び出したので…免許証も財布もスマホも………なにも持ってなくて…』
「なっ…!なるほど!じゃ、じゃあ自分の名前と生年月日とか…住所とか覚えてますか?!?」
『それはもちろん…!!』
「じゃあこの用紙に記入をお願いしてもいいですか??」
そういうとお兄さんはバインダーを渡してきた
バインダーには「真選組」と書かれていた
『これ何て読むんですか?……まえらびぐみ??』
「!!!?!ちょっ、ちょっと!ちょっとお姉さん!まえらびぐみじゃなくてぇ!! あっ、そうか事故で記憶が……しんせんぐみ!しんせんぐみですよ!俺は真選組で監察をしている山崎退です!よろしくお願いしますね!」
『しんせんぐみ……新撰組とはまた違うのかな……んーーー……あっ、山崎さんよろしくお願いします!』
なんだろうこの違和感。
これは現実なのだろうか?夢??
宇宙船に江戸という地名
提灯パトカーに街を闊歩するかぶりもの被ってる人や着物を着ている人々……
ここはどこなのかな?
「はい…路上で倒れてた女性を病院に送っています……えっ?!ちょっ、ちょっと隊長ぉぉ!なにまたゲス発言してるんですか!!もぉ!頼みましたよ!?俺は副長の任務が……ねぇっ!おーい!聞いてるのぉー?!」
心はモヤモヤしたままだけど……山崎さんが電話でなにやら話してる声でハッと我にかえり、渡された用紙に自分の個人情報を書いて山崎さんに渡した
「病院につきました!でもちょっと待ってくださいね……今うちの隊長が……あっ!いたいた!隊長ぉぉー!!」
山崎さんはパトカーを降りて前から歩いてくる人に手を振っている
隊長……??それにしても若いような……
山崎さんは本当に警察??制服も学ランに見えるし……
ガチャ
考え込んでいるとパトカーのドアが開けられた
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作者名:Zoo | 作成日時:2020年5月14日 22時