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「A!お前もすぐ拉致られてんじゃねーよ!探しちまったじゃねーか。ったく……ほら行くぞ!」
土方さんが私の手を引く
『す、すみません……』
「ちょっと待つアル!おいトッシー!なんでAが真選組に住み込んでるネ!?お前たちどういう関係アルか?!」
「ハァ?…んなの答える義理はねーよ。」
「「はぁ?!?」」
一触即発の雰囲気……なぜ?!?
でもこの誤解を解かなければ……
『皆さん!あの……私は今保護されていて……それで……』
「おい!コイツらにそこまで言う義理はねーっつってんだろが!」
『だって……皆さん勘違いされてるから!』
「勘違い…ですか?」
『はい!真選組の女中を希望したのは自らの意思で、それに帰る場所がない私を真選組の皆さんが守ってくれてます!だから決して脅されたりなんかはしてないので安心してください!』
「そういうこった!分かったな?ったくいい加減いくぞ!」
「ヒソヒソ…洗脳されてるんじゃないの?」
「ヒソヒソ…そうかもしれませんね!」
「あのクソサドがやりそうなことネ!…ヒソヒソ」
「おい!てめーら聞こえてるぞ!」
『妙さん!神楽ちゃん!新八くん!洗脳ではないので本当に!土方さんなんて非番なのにこうして買い物付き合ってくれるくらい、すごく優しいんですよ!』
「あーもうそういう事まで教えんなっての!ほらいい加減いくぞ!」
「Aーー!辛くなったらいつでも万事屋にこいヨーーわかったアルかー!」
「いつでも待ってますからねAさーん!」
「あのゴリラストーカーには一言いっておくからねー!」
グイグイ土方さんに手を引かれながら
心配性の3人に大きく手を振った
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作者名:Zoo | 作成日時:2020年5月14日 22時