31*不審者!? ページ31
貴方サイド
「ほんと、近所迷惑」
…え?
後ろから声がした
いや、ちょっと待って、さっきまで誰もいなかったはず…
声は男の人…
…連れ去られる!?!?
最近ニュースで話題になってるじゃん!
いやだ、逃げよ!
そう思って振り向かずに走ろうとした
…ん?前に、進めない…
手、掴まれてる…
どうしよう…
とりあえず、諦めて振り返って、オバケだったら叫んで、不審者だったら叫ぼう←←
うん、結局叫ぼう
そう思って振り返ってみる
ん…?
A「めろちん!?!?」
めろ「夜中に家でるのは危ないでしょ。俺じゃなかったらどうすんの」
A「…っ、よかったぁ…めろちんで…」
ホッとして自然と涙が出てくる
それを拭ってくれるめろちん
A「あのね、あたし、めろちんに甘えすぎてた…
なんでもちゃんと一人で出来るようにならないといけない…
いつまでもめろちんといられるわけでもないし
…
今まで、本当にごめんなさい…」
めろ「…うん。
気づいてくれて、わかってくれてよかったよ。
でもね、A、勘違いして欲しくないことがあるんだ
おれはAに世話を焼くのは嫌じゃない、むしろ楽しいし、迷惑なんて思ったことないよ
おれになら、甘えていいんだよ」
A「…うん…ありがとう」
あたしがお礼を言ったあと、ふと顔を上げてみると…
とても嬉しそうに微笑むめろちんの顔が映った
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あぁ…好きだなぁ…
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作者名:チョコバナナ | 作成日時:2015年6月26日 19時